桜に学ぶ「根」の大切さ
東光寺(静岡市清水区横砂)には大きな水子・子育て地蔵様が祀られています。

このお地蔵様の後ろの桜が咲いています。

「どんな品種の桜かな?」
などと考えてはいけません。
種類なんて関係ありません。
この場所には元々寒桜が植えられていました。
寒桜はあまり生命力が強い品種ではありません。
そのため、植えられた寒桜の苗も 生命力の強い品種の根に寒桜を接ぎ木したものでした。
残念ながら寒桜は枯れてしまいました。
残ったのは「根」だけ。
しばらくすると この根から芽が出てきたのです。
そして、やがて小さかった芽は大きく成長し花開いたのです。
目に見えるところが枯れているからと言って全てがダメになっているのではなく、本当に大切な部分が残っていれば再生の可能性があることを教えていただきました。