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捨てる と 生かしきる その2 【亡くなった方を生かしきる】

ゴミはゴミ箱に捨てます。


多くの人が実践しています。



しかし、亡くなった家族の遺体をゴミ箱に捨てることはありません。



葬儀を行い、法事と呼ばれる供養を続けます。








なぜでしょうか。



それは、人が亡くなってもゴミになるわけではないことを私達が知っているからです。



大切に供養すること、つまり亡くなった方のことを想い続けることが亡くなった方を「捨てる」のではなく「生かしきる」ことなのだと私達は自然と感じているのです。



だからこそ、葬儀を行い、法事と呼ばれる供養を続けます。







500大震災を忘れない




以前、【東日本大震災を忘れない 被災体験を聞く会】で、おばあちゃんと一緒に避難したが、おばあちゃんを見失い、後日おばあちゃんが遺体で発見された当時中学生だった女性の話しを聞きました。




女性は



あの出来事は本当に悲しいことであり、今でも優しかったおばあちゃんの声を思い出し涙が出ます。


しかし、だからといってあの出来事が無かった方が良かったとは思わなくなりました。


それよりも今は私が経験をしたことを少しでも多くの方に知ってもらい、地震があれば津波がくることや、本当に必要がない限り車で避難しないこと、自分の命をまず守ること、今となっては当たり前のことでも当時の私は知らなかった。知らない人が今もいるならば私は伝えていきたい。


伝えながら私がしっかりと生きている姿をおばあちゃんに見せたい。







とおっしゃっていました。




この女性の現在姿こそが おばあちゃんへの想い「捨てる」ことなく「生かしきる」姿です。



おばあちゃんのいのちを「捨てる」のではなく「受け継ぎ、生かしきる」姿だと感じました。


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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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