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大根に学ぶ その3 【味が染みた大根】

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先日、大根の煮物を作りました。


味が染みた煮物にしたいと考えていました。




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表面は十分に味が染みているようです。



しかし、切ってみると・・・





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残念。


まだまだ染みていません。





では、どうしたら良いのでしょう!?


・・・何もしません。


ただ煮汁の中につけておきます。


温度が下がっていく過程で中までダシが染みていくからです。






600染みた大根1811043


時間が経てば ご覧のようによく染みた大根の煮物の完成です。







お寺では仏教の教えを学びます。


学校では国語や理科など様々な教科の勉強をします。





何かを学び、吸収することは大根の煮物に味が染みる過程と似ているように感じます。




理科の勉強を学校でする。

→家に帰って何もしない。

→忘れる

これでは話になりません。





理科の勉強を学校でする。

→家で復習する

→テストで正解を導き出せるくらいに見につく

これは、中まで味が染みていない大根のような状態。






理科の勉強を学校でする。

→家で復習をする

→家庭学習以外でも学習内容を思い出す

→日常生活の中に勉強した内容が応用できることに気がつく

これが中まで味が染みた大根のような状態ではないでしょうか。








お寺での体験も同じだと思います。




お寺で坐禅を体験して帰っていく。


これも立派な姿です。


しかし、この時だけの体験にしてしまったら中まで味が染みていない大根のような状態です。


もったいない・・・


体験した坐禅を日常に生かせるようになることこそ、芯まで味が染みた大根のように、“味のある人“になることだと思います。





坐禅は 体と呼吸と心を調えます。


もちろん長い時間坐ることが理想です。


しかし、時間が取れないから何もしないのは良くありません。


短い時間、1回の呼吸でもかまいません。


毎日、バタバタとした日常を離れて 姿勢を正してゆっくりと一呼吸する習慣を身につけることで芯まで味が染みた大根のような人になれると思います。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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