草取りをしている感じること 【その3】
冷暖自知 【れいだんじち】
水の冷暖は水を呑んで初めて自ら知ることができる。悟りは他からの説明によるのでなく自得すべきものなるを言う

ある場所の草刈りをしていると通りがかりのおじさんに
「おー、きれいになったな!!」
と声をかけていただくことがあります。
「最近、全然見なかったからどうしたのかと思ったよ。」
とも言われてしまいました・・・
一面の草刈りはなかなか重労働です。
生えている草も場所によって違いがあります。
刈りやすい草もあれば、柔らかそうに見えるが密度が高く刈りにくい草もあります。
本来は毎日のように通わなくてはいけないのですが、なかなかできません。
そのため行けるときには一気に作業を進めます。
重労働ですが、きれいになったという成果が分かりやすいので私自身も
「おー、きれいになったな!!」
と心の中で喜んでいます。

そんなとき、御自身も仕事をしながら畑をやっているおじさんの、嘘臭さが一切なく、本気で言ってくれている
「おーきれいになったな!」
という言葉を聞いたときに、このおじさんと心が通じたように感じました。
それと同時に冷暖自知 【れいだんじち:水の冷暖は水を呑んで初めて自ら知ることができる。悟りは他からの説明によるのでなく自得すべきものなるを言う】という言葉を思い出しました。
言葉による説明ではなく、実体験のこもった言葉には伝える力があることを改めて教えていただきました。
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