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線香の炎は自然と治まらないこともある

500お線香の点火方法160715



仏教の教えをまとめた「仏教聖典」の中に


悪から遠ざかる味わい、寂けさの味わい、教えの喜びの味わい、この味わいを味わう者には恐れがない。


との言葉があります。




「悪」との付き合い方として 「悪から遠ざかる」と説いています。



悪と敵対するのではなく、悪を消そうとするのでもなく、悪の存在を認めながらも「遠ざける」こと、距離を置くことを説いています。




先日、このブログで




線香は点火をしたとき炎が出てしまっても、やがて炎は落ち着いていきます。

同様に人の心に欲望の炎が燃え上がってしまっても、やがて私達の心は落ち着いてきます。




と紹介をしました。 ※記事はこちらです。



しかし、炎が落ち着かないときもあります。


それは、お墓などでたくさんの線香に点火したときです。


まとまっている線香に火をつけると炎が大きくなってしまうことがあります。


そんなとき、一生懸命息を吹きかけたり、ブンブンと振り回してしまいがちです。


しかし炎は落ち着きません・・・


落ち着いたと思っても、すぐに炎を出して再び燃え上がります。





このように燃え上がった線香の炎を静める方法は意外と簡単です。


まとまっている線香をバラバラにするだけです。


1本になれば自然と炎は落ち着いていきます。



人は1人でいるときに、心に欲望の炎が燃え上がってしまったとしても、静かに坐ることで心が落ち着きます。


しかし、多くの人と一緒にいるときに周囲の人と共に心に欲望の炎が燃え上がってしまうと、なかなか心を落ち着けることができません。自分が1人で静かになっても周囲の影響で再び欲望の炎が燃え上がります・・・



このようなときの解決方法も「燃え上がった線香の炎を静める方法」と似ています。



「遠ざける」こと、距離を置くこと


です。そして、このことの大切さを



悪から遠ざかる味わい、寂けさの味わい、教えの喜びの味わい、この味わいを味わう者には恐れがない。



と「仏教聖典」では説いているように感じます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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