不易流行

 不易流行(ふえきりゅうこう)という言葉があります。


 流されず、変わらぬものには価値がある。変えてはならないものがある。



 と言う意味だそうです。


うちわ 写真



 夏の暑さ対策には昔から「うちわ」が使われてきました。今年の夏も「うちわ」を使って暑さを和らげた方も少なくないと思います。




 お寺では夏になると「お施餓鬼」や「お盆の棚経」、夏休みの子供の坐禅体験など様々な行事が続きます。お施餓鬼はお寺の本堂で行われます。私もお付き合いのあるお寺のお施餓鬼に出させていただきましたが、本堂に冷房を完備しているお寺はほとんどありません。


 暑いです、本当に暑いです・・・・


 しかし、本堂内を通り抜ける風があると す~ と涼しく感じることができます。

風があるか無いかで、その日の汗の量は左右されます。


 ある日、他のお寺のお施餓鬼に出させていただいたときに、背中に心地よい風を感じた時がありました。扇風機の風とは明らかに違い、自然の風が通り過ぎていったのだと思いました。その後も心地よい風は続き

「今日は良い風が入って助かったなぁ」

 なんて考えていましたが あることに気が付きました。




 その風は、そのお寺の檀信徒の方が一番前の席に座って「うちわ」であおぎ続けてくださった風だったのです。


 その風はエアコンや扇風機とは違い強弱があり、風向きも規則性なく次々に変わりました、本当に気持ちの良い風でした。暑さ対策としてエアコンや扇風機だけでなく様々な商品も販売されていますが、「うちわ」も使い方次第で、どんな高級な商品にも負けない空間を作り出すことができることを実感することができた、気温も湿度も高いのに心地の良いある日の出来事でした。



 不易流行・・・流されず、変わらぬものには価値がある。変えてはならないものがある。
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新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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