おい、扇子にお金を乗せてるぞ!!

有難い御縁をいただき、知人の和尚様の結婚披露宴に参加させていただきました。

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結婚式や披露宴に参加すると自分の結婚式に参列してくれた友人の言葉を思い出します。



その友人は大学の同級生で、お寺とは全く関係のないサラリーマン生活をしています。



サラリーマンの結婚式に仕事仲間が参列することは珍しい事ではありません。



同様に僧侶の結婚式には僧侶が参加します。



そして、僧侶も受付けをします。



受付けで御祝儀を出そうとしていた友人は、その時に見た驚きの光景を興奮気味に私に話してくれました。



「前の人も、その前の人も扇子に御祝儀を乗せて受付けに出していてびっくりしたよ。俺、結婚式にあんまし出たことがないから、そんな習慣があると思ってなかったから困ったよ。」



と言うのです。


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確かに初めて見た人にとっては驚きの光景だったかもしれません。



しかも、自分の前の人が予想外の行動をしていれば不安になるのも無理はありません。



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お寺の習慣では、何か相手に渡すときには「赤いお盆」に乗せて渡すことが丁寧とされています。そして、受け取る側も「赤いお盆」受け取ります。



ですから、お寺など玄関の近くに「赤いお盆」が置いてあることは珍しい事ではありません。



しかし、「赤いお盆」がないときに活躍するのが扇子です。



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僧侶は普段から「赤い扇子」を持つことが多く、この「赤い扇子」を朱扇【しゅせん】と言っていますが、この朱扇がお盆の代わりになるのです。


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少しでも丁寧に相手に渡したいとの思いが形になった習慣だと私は感じています。



ですから、この扇子にお金が乗っている光景を目にしても驚くことなく、「あ、こういう習慣もあるんだな~」と心の中で感じていただければ幸いです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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