ゴムと心

輪ゴムを使おうと伸ばした切れてしまいました。
ゴムは伸びますが、使わないと劣化して切れてしまうことがあります。
伸ばしたままでも劣化をしてしまいます。
私達の心もゴムのようなものだと思います。 伸びたり縮んだりしま。
様々な形に変化します。
服の中に入って、見えないけれど大活躍もしています。
しかし、ゴムを伸ばして人に向ければ相手を傷つけたり怖がらせたりすることもあります。
何事も、使用方法が大切なのです、
仏教聖典の中でお釈迦様が弟子に
「シュローナ(弟子)よ、おまえは家にいたとき、琴を学んだことがあるであろう。糸は張ること急であっても、また緩くても、よい音は出ない。緩急よろしきを得て、はじめてよい音を出すものである。
さとりを得る道もこれと同じく、怠れば道を得られず、またあまり張りつめて努力しても、決して道は得られない。だから、人はその努力についても、よくその程度を考えなければならない。」
と説く場面があります。
未熟で努力不足の私の「心のゴム」はゆるゆるで、良い音が出ず、劣化しているゴムなのかもしれません。
しかし、「心のゴム」はいつでも正しい生活を送ることで回復をすることができます。
切れたゴムを見ながら、自分の未熟さを反省し開催中の春休み子供坐禅会で自分自身の心を調えて行こうと決意をしています。
※春休み子供坐禅会についてはこちらをご覧ください。