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大般若シリーズ【4】 転読 2 パラパラの風

私は理学部物理学科の出身です。理学部ということで生物や化学も必修科目でした。当時の私は


「物理と生物は全く違うもので授業を受けてもどうせ分からない」


と考え、ある生物関係の授業はいつも教室の後ろの方に座って授業を聞いていました。


ある日、他に席が空いていなかったため仕方なく一番前に座った時、これまで聞き取れていなかった先生の声がしっかりと聞き取れて内容もとても興味深いものだと気が付くことができました。


それ以来、できるだけ前に座って話を聞くようにしました。大学院を受験するにあたり物理学科の大学院へ進学を希望するにも関わらず、受験科目として物理と生物を選択したのは、授業を前に座って聞いたからだと思います。


後ろで聞いていた時にはわからなかったのに、前に座った(より近くに行った)だけで、自分の将来を決める試験にもその影響があったというのは何とも印象深い出来事でした。




500大般若転読について1 2



東光寺(静岡市清水区横砂)では、毎月1月7日に大般若祈祷会が行われます。お寺関係者の間では大般若【だいはんにゃ】と呼ばれている行事です。
 この法要は1300年以上続くもので、六百巻にもなる「大般若経【だいはんにゃきょう】」という経典を読み、その功徳によって全ての障害が取り除かれ仏道が成就することを祈る儀式です。

※過去の開催報告では写真も使って方法全体の流れを説明していますので、興味のある方はご覧ください。





先日から、大般若祈祷会【だいはんにゃきとうえ】の法要でお経の本をパラパラとめくる、転読【てんどく】というものがあることを紹介させていただいています。

※以前の記事(転読 その1「叫んで パラパラして また叫ぶ! すごい迫力だったね!!」)はこちらにございますので興味のある方は読んでいただければと思います。




転読は最初に大声である言葉をお唱えし、その後お経の本を右へ、左へ、前へ、と一貫ずつめくっていきます。



パラパラとお経の本を転読する姿は珍しい光景なので、お参りに来た方々も興味深そうに感じてくれています。



先日真言宗の和尚様がテレビに出演された時、



「お経の本を転読しているときに発生する風に当たると良いことがある」



という発言をされていました。



初めて聞くと「なんて迷信のような・・・」と感じるかもしれませんが、 私は



「転読」の風に当たったら何かいいことがありますか。」



と聞かれれば、



「必ずいいことがあります!!」



と答えています。



経本をパラパラするとき発生する風はそんなに大きな強いものではありません。



しかし、その風を感じることができるほどの距離にいるということは仏教の教えを理解しよう、または、感じようとしている証拠のはずです。



転読の風を受けるほどに積極的に自ら仏教の教えを学ぼうとしているのであれば、そこに悪いことが起こるはずはありません。



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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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