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節分の豆まきで感じたこと 【平成30年】

2月3日 日本各地で豆がまかれ鬼が退治されています。



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園でも毎年「節分」の行事が行われています。




流れは・・・



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1.鬼がやってきて 暴れる




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2.園児は逃げまどいながらも勇気を出して豆(新聞紙で作った安全な物)を鬼に向かって投げる。




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3.暴れた鬼が降参をして、園児達と友達になる





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4.記念撮影をする






500節分1802035

5.笑顔でお別れをする





といったものです。





鬼が登場した途端・・・


ま~、泣き叫びます。


と、いうよりも鬼が来る前からビクビクしています。


朝早くから保育園に行きたがるほど保育園が大好きだった私の娘ですら今でも


「保育園は節分の日だけは行きたくなかった」


と言っています。






しかし、逃げまどう園児と、その後鬼と仲良くなる園児達を見ていて感じたことがあります。



もしも、鬼と仲良くなった園児達の所に、次の日も鬼がやってきたら、園児達はこの日のように泣き叫びながら逃げまどうのでしょうか?



決してそのようなことはないと思います。



笑顔でお別れをすることができる友達(鬼)が次の日も会いに来てくれたら園児達は喜んで友達を迎え入れることでしょう。




500節分1802034

節分の日も、いったん心を許してしまえば、列の中に青鬼がいても気になりません!




鬼の姿をしていても優しい心を持っていることを知ったから友達になった、優しい心の友達が会いに来てくれたら喜ぶと思います。




1日なら喜ぶ。




では、1年後に友達(鬼)が来たらどうなるか・・・




泣き叫びます。





怖い姿をしていても優しい心を持っていることを忘れてしまうのです。




だから怖くなって泣き叫ぶのです。





臨済宗妙心寺派の生活信条には


静かに坐って身と呼吸と心を調えましょう


という言葉があります。



静かに坐る、坐禅をすることで姿勢(身体)を調え、ゆったり呼吸をすることで、心が調ってくる



といったことを示しています。




園児達は坐禅ではなく、節分で豆をまくという劇的な方法、経験によって心が調うからこそ、鬼の見た目に惑わさられず鬼の尊い心に気がつくことができたのです。




しかし、時間が過ぎてしまえば鬼を怖がったことや、豆で退治したこと、そして仲良くなったことも記憶から薄れてきてしまいます。




だからこそ、1年後に出会った鬼を毎年怖がってしまうように感じます。




これは、坐禅をして調っていたはずの心が、日常の生活に戻ったときに乱れてしまうことに似ているように感じます。



ですから、生活信条



静かに坐って身と呼吸と心を調えましょう



の前には



1日1度は



という言葉がついているのです。




1日1度は静かに坐って身と呼吸と心を調えましょう





せっかく去年仲良くなった鬼に今年も怖がりながら立ち向かう園児達の姿を見ながら「1日1度」の大切さを痛感させられた気がします。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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