川で流されるコツ


先日、「川を流されるコツ」という興味深い話を聞くことができました。




500流れる雲とラフティング4




川での遊び(スポーツ!?)にラフティングというものがあります。




500流れる雲とラフティング2




ボートに乗って川を下りながら、時には船から降りて川で泳いだり、少し高い岩場から川に飛び込んだりして楽しむものです。





500流れる雲とラフティング3




川の流れが激しい場所もあったり、深い場所もあったりとスリルと危険がともないますが、大自然の中で自然と一体になる体験は一度体験すると、もう一度体験したくなる人が多いようです。




危険はともなうのですが、ライフジャケット(救命胴衣)やウエットスーツ(衝撃から身を守る厚手の服)を着用し、指導してくれる方の話しを聞いて実践をすれば大丈夫です。




その際、指導される方は予定外に川に落ちたときの対処方法を説明してくれます。その中で印象的な言葉がありました。





「川に落ちても心配はありません。慌てないでください。ライフジャケットを着ていますので浮かびます!ウエットスーツを着ているので身を守ってくれます。流れに身を任せて浮かんでいてください。必ず助けます。ただし、前を見ていてください。前を見て自分が流される方向に何があるか見極めてください。大きな石があったり流木があったりします。その時に後ろを見ていると気がつくことができず、急にぶつかってしまって危険です。流れに身を任せていても流される方向を見ていれば対処ができます。」







と説明をしてくれたのです。要約をすると




・浮かぶから慌てない

・身を任せる

・でも前を見る

・必ず助ける






となるのです。この説明を聞いた時、流水【りゅうすい】という言葉を思い出しました。




禅の心を表した言葉である禅語の中に流水【りゅうすい】という言葉を目にすることがあります。




自由自在に自然の中を流れる水が、こだわりのない心を表します。




仏教(禅)ではよりよく生きるために、流水【りゅうすい】、流れる水のように、こだわりの心を捨て、あるがままに世界を見ることを説いています。




 川に落ちたときに「しっかりと前を見て川の流れに身を任せる」という説明を聞いたときに、ただ流されるのではなく前を見ることの大切さを知ることができました。




と、同時に流水【りゅうすい】という禅語も、ただ流されるのではなく、自分自身に備わった力を最大限に発揮できるように努力した後に、こだわりを捨てて流れていくことを説いているのだと改めて感じることができました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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