欲望の発生

仏教の言葉に



無所得【むしょとく】



という言葉があります。



一般的に無所得と聞くと、良い印象は受けません。



収入がない状態を意味するためです・・・



しかし、仏教の言葉としての無所得には違う意味があります。



・主観と客観の区別がないこと。

・執着【しゅうじゃく】がないこと。




を意味しています。



私達が目指すべき心です。



そして、目指す方向へと歩むために禅宗は坐禅だけでなく普段の生活も修行ととらえ大切にしています。




もちろん、掃除も大切にします。




500香炉の掃除





先日、香炉の掃除をしていると驚くべきものが発見されました。



5円玉です!



500香炉の掃除2




なぜ、ここに??



と思うと同時に、拾い上げたいという気持ちが沸々と出てきました。



しかし、香炉の中の5円玉は意外と取り出しにくく苦労をしました。



500香炉の掃除3



何も見えていない時には掃除に集中できていたのに、お金(5円玉)が見えた途端に「なんとか取り出したい!」という気持ちが出てきて必死になっていたのです。



執着の心が発生していたのです。



見えてしまうから欲がでる。

欲が出るから執着が起こる。




香炉の中の5円玉に、ちょっとした出来事で心がユラユラと揺れること、そして自分の未熟さを改めて教えてもらった気がします。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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