塔婆きれいですね

500並ぶ塔婆2




東光寺(静岡市清水区横砂)の位牌堂で印象的なことがありました。





500並ぶ塔婆1





ある日、塔婆【とうば】が並んでいるのを見て、位牌堂にお参りに来た小学生が





「なんだかお化け屋敷みたいで怖い」




と言いました。




しばらくして、お参りに来た別の女性は、並んでいる塔婆を見て




「塔婆きれいですね」




と言いました。




並んでいる数や形に変化はありません。




同じものを見ても、見る人の心で見え方が変わることを実感しました。





ちなみに塔婆は卒塔婆【そとば】とも言い、インドの言葉「スツーパ」の音に漢字を当てはめたものです。



古代インドでは盛り上げた墓または塚を「スツーパ」と言っていました。



 日本では仏教が伝わった後、




1.五重塔をお釈迦様の供養塔として建てた


2.お釈迦様の遺骨を納める入れ物(舎利瓶)の形を一般の人がお墓の墓標として使うようになる。


3.五重塔を建てることができない人が、石板・木柱・木板に刻み目をつけた墓標や供養塔が作られるようになる。


4.先祖供養の度に五重塔だけでなく、石板・木柱など大きな供養塔を作ることは難しいので板の供養塔を使うことが一般的になる。





 これが塔婆の始まりです。




お釈迦さまや亡くなったご先祖様を思って準備するのが塔婆ですので決して「怖いもの」ではなく、「美しい心が形になったもの」だと思います。


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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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