外見と中身 どちらが大切か。

外見より中身が大切だ!!
昔からよく聞く言葉です。
「中身よりも外見が大事だ!!どんなに性格が悪くても見た目の良い女性がいいんだ!」
と言ったら非難されることが多くあるように感じます。
それに対して
「外見なんか気にしない! 心の美しい女性こそ素晴らしい!」
と言っても問題発言だととらえられることは少ないかもしれません。
話しは少し変わりますが、
字を上手に書くことができない私は、祝儀袋などに名前を書くことが苦手です。
書く際には何度か練習をしてから本番に臨みます。
しかし、なかなか上手に書くことができません・・・
字が上手に書けないことを悩んでいる私のような人間に
「外側なんて気にするな、大事なのは中身だ!」
と言う言葉かけは適切なのでしょうか?
あまり、適切ではないと思います。
「外側なんて気にするな」
と言う言葉には
「字が下手くそだな」という意味と「どうせ汚い字なんだから、お前の努力は無駄なんだよ!」といった意味にまでとらえられてしまう可能性があります。そして
「大事なのは中身だ!」
と言う言葉で選んだ祝儀袋など様々な事柄を再否定してしまいます。
では、同じ
「外側なんて気にするな、大事なのは中身だ!」
という言葉にも関わらず、なぜ感じ方が違うのでしょうか。
それは「外見」と「中身」に分けて考えようとすることが原因です。
仏教でも物事を2つに分けて考えることを嫌います。しかし、私達はついつい
祝儀袋が外見で、
包まれているお金が中身
と分けてしまいます。
実際にはきれいに書こうとする練習や、書くまでの努力など外見か内面なのか判断できないことがたくさんあるのです。
「外見と中身」に区別することなく、全てを受け取る心と、全てを受け入れる心
が大切だと感じました。
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