比べない 足元に大きなものがあるのだから

突然ですが、第1問!!



500比べない 足元に大きなものがあるのだから1




①と②はどちらが大きいでしょうか?






もちろん②です。







では、問題2!!

こちらの絵ではどうでしょうか?



500比べない 足元に大きなものがあるのだから2






難しくなります。①と②はどちらが大きいでしょうか?






500比べない 足元に大きなものがあるのだから3




二つを重ねてみますと②の方が少し大きいように感じます。









ほとんど同じということです。







禅宗の和尚様で大変有名な盛永宗興老師 【もりなが そうこう ろうし】は昭和58年3月25日発行の「不二」という機関紙のインタビューで







 和尚の力量というのは、たとえば老師が十で、僧堂へもろくに行かなかった坊さんが一だとしても、その差の九ではないと思います。

 どちらにも釈尊以来の祖師方の功徳が土台に入っていて、老師と普通の坊さんの差なんてのは、土台がこんなに巨大なのですから、ほんのちょっとのことなんです。

 私は、心底そう思っています。寺なんて、釈尊以来の仏法が被さっていなかったら誰がこんなにしてくれますか。






と話されています。





 臨済宗の僧侶で「老師【ろうし】」と呼ばれる和尚様は、多くの和尚を指導する立場の大変徳の高い、とってもえらい和尚様です。






その、老師と私のような未熟な者の差が「問題2」のように「ちょっと」しかないと言うのです。





なぜ、差が小さいのか・・・





私たちの足元には、私達1人1人が持つ個の力よりもはるかに大きい力があるからなのです。





500比べない 足元に大きなものがあるのだから4






これまでに伝わってきた良い伝統や習慣が私たちの足元にあるのです。





禅の言葉に


看却下【かんきゃっか】



 と言う言葉があります。







 ・自分の足下をよく見なさい。



 ・大切な教えを求めるとき、遠くばかりを見ずに身近なところをしっかり見てみなさい。





といった意味があります。足元をしっかりと確認することを忘れてはいけないことを説く言葉です。





そして、足元を確認すれば、釈尊以来の祖師方の功徳が土台に入っているのです。




盛永宗興老師の言葉を目にしたとき、看却下【かんきゃっか】、自分の足元にあり、自分自身の土台となって支えてくれている、これまで受け継がれてきた、大切な教えや習慣を今一度、学んでいきたいと感じました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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