苦を滅する8つの正しい実践 八正道【はっしょうどう】 その1 正見



500仏教豆知識シール235 八正道【1】1正見



お釈迦様は苦を滅し、理想を実現するためには、8つの正しい道を修行することが大切であると説かれました。


これを八正道【はっしょうどう】と言います。





500仏教豆知識シール234 八正道【0】八正道





8つの正しい道の1つが正見【しょうけん】です。





これは、正しく物事を見ることを言います。





「私は視力が2.0だから正しく見えるよ!」




ということではありません。




身体的な目の視力ではなく、




心の目の視力が良くなくてはいけないのです。





心のくもり具合によって、心の視力は大きく変わります。





目の視力検査をしようとしたときに、視力検査をする会場に霧が発生してしまったら検査結果は良くなるはずがありません。




メガネをしている人のレンズが汚れていても検査結果は良くなりません。





同じように心が、こだわりや思い込みによってくもってしまえば、心の視力は落ちてしまいます。





小さな子供が、1人でお使いにやってきたものの支払いに戸惑っている姿を見たときに





「がんばってお使いをしているんだな」と心静かに見守る人もいれば、

「じゃまだな、とっとと会計を済ませてくれよ」と冷たい目で見てしまう人もいます。





同じ姿を見ているのに、素直に受け止めることができるときと、自分の都合や、これまでの経験から得てしまったこだわりを持ったまま見ることによって素直に物事を見ることができないときがあるものです。





メガネをかけるなど視力を良くする方法を知識として理解しただけでは視力は回復できません。




メガネをかけたり、コンタクトレンズを使用したり、または回復するための実践をしないと視力が良くなることはありません。





同じように心の目を良くしようとしたとき必要なのは心のくもりをなくすことです。





そのためには様々な実践方法があります。





禅宗では、心のくもりを取り除く方法の1つが坐禅だと考えます。





正しく物事を見るための実践に坐禅があるのです。





しかし、知識として「坐禅が良い」と理解しても実践をしなくては心のくもりが無くなることはありません。





やはり、心を調える実践こそが物事を正しく見るために必要なことなのです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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