もったいない!!

焼香シール



以前「焼香」について、小学生に質問をされた話を御紹介させていただいことがあります。

その際には




「和尚さん、こないだお葬式に行ったときに焼香をしたけど、お焼香って何のためにしてるの?」


 と、子供坐禅会に参加している小学生に聞かれ


「焼香をすると、煙が出て良い匂いがするでしょ。あの良い香りのする煙で体も心もきれいにすんだよ。そして、そのきれいな心のままお参りをするんだよ。」


と説明をしたことがあります。するとこの小学生は


「じゃあ、こないだは焼香をしてからお参りをしたから、いつもよりしっかりお参りできたんだね。」


と、納得して帰っていきました。










と焼香について紹介をさせていただきました。



子供に聞かれたからといって、特別な答え方をするわけではありません。



誰に聞かれても



「お焼香は、心身を浄めてお参りをするための準備をしている」



と答えています。しかし、先日普段はなかなか行くことがない場所(県外)での通夜の際に、久しぶりに驚くべき習慣と出会いました。



その習慣とは、「焼香をしたら一般会葬者はそのまま帰る。しかも帰宅するのではなく、食事会場へ移動し、親族が通夜に参加している間に食事を始める。」というものでした。




通夜会場の会館で葬儀社の方と打つ合わせをしているときに、



「このあたりの習慣では、焼香をした参列者はそのまま帰ります。帰ると言うより食事会場に移動します。」



と言われて驚きました。



「焼香」をしてお参りをする準備をしたら帰ってしまうのは、なんだかもったいない気がしました。



一生懸命に食事を作って食べずにどこかに行ってしまうのと同じようにもったいない気がします。



小さい子供が、お小遣いを一生懸命ためて欲しかったおもちゃを買ったのに、遊ぶことなく押し入れにしまい込んでしまうのと同じようにもったいない気がします。



ご飯を炊こうと、米を洗い、水を入れたのに炊飯器のスイッチを入れ忘れたのと同じようにもったいない気がします。




間違っているのではありません。



なんだかもったいない気がするのです。



「お焼香は、心身を浄めてお参りをするための準備をしている」



やはり、時間が許す限りお参りをする準備が整ったのならば、最後まで一緒にお参りをしてくださると有り難いと感じます。








・・・実は葬儀社の方と打ち合わせをしていた時にさらに驚く一言もありましたがその一言については後日このブログで紹介させていただきます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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