東光寺の羊羹物語 平成28年11月

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以前、


東光寺の開山忌 【平成28年】 羊羹編



と題して、羊羹【ようかん】の切り方、飾り方を紹介させていただいたことがあります。



※以前の記事はこちらです。




仏様や御先祖様への御参りの際にはお菓子を御供えします。



仏様や御先祖様への御参りの際の御供え物は「できるだけのことをする」が前提となります。



お菓子を御供えするときにも「できるだけ良いものを御供えしたい」と言う気持ちが大切なのです。



砂糖など甘いものが大変に貴重だった時代にはお菓子の種類は現代のように豊富ではありませんでした。そして、貴重な砂糖を
豊富に使うお菓子の代表が「羊羹」だったのです。ですから、



できるだけ良いお菓子 = 羊羹



という式が出来上がりました。



そして、この羊羹もただ切ればよいということではありません。



貴重な羊羹を「より美しく見せる切り方」が伝わっています。



1本の羊羹を「半分」に切るのですが、単純な半分ではありません。



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できるだけ高さが高くなるように切る習慣があります。



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ですから、このようになるのです!!



しかし、先日行った東光寺の先住職の13回忌法要では事件が発生したのです。



この日も、羊羹を飾るため事前に母が羊羹を購入していました。



そして、前日に



「はい、これは明日の羊羹よ!」



と言って私に渡してきたのです。



私は、羊羹を受け取り台所に置いておきました。



そして法要の日の朝を迎えたのです。



「さーて、はりきって羊羹を切るぞ!!」



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と意気込む私は羊羹をまな板に乗せるべく、包装紙を取りました・・・




その時です!!



なんと!!



「うそだろ!!!」



思わず声が漏れてしまいました・・・・・・



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羊羹が二つに分かれていたのです!!!!



衝撃です!



こんなことがあっていいのか!? 



しかし、



「できるだけ良いものを御供えしたい」



という考え方を思い出し



「できるだけのことをしよう!」



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と考え、行動をすることができたので、なんとか無事に終了することができました。



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よく見れば「2本に分かれている」と分かります。



事前の準備と確認を忘れてはいけないことを、いつもより少し背の低い羊羹に教えていただいた気がします。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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