2種類のシイタケに教えてもらったこと。

先日、初めて食べた料理に感動をしました。





それが、こちら。





5002種類のシイタケ




第6回友引喫茶の際に出していただいた一品です。


※友引喫茶についてはこちらをご覧ください。




2種類のシイタケとジャガイモの料理です。



2種類のシイタケとは、干しシイタケと生シイタケです。





これまで干しシイタケも生のシイタケも食べたことがありましたが、一度に両方のシイタケを食べたのは初めてです。




もちろん、美味しくいただきました。



生のシイタケは、みずみずしくシイタケ自身のおいしさを主張し、

干しシイタケはみずみずしさが無いもののシイタケそのもの香りと煮汁の味が見事に合わさっていました。




同じシイタケなのに味わいの違いに驚きます。





人に例えるならば

みずみずしさが特徴の生のシイタケは、やる気や元気があふれ出る若者の姿に重なります。

みずみずしさが最大の特徴ではありますが、その特徴のおかげで煮汁の味を吸い込むことはできません。



生のシイタケのようなみずみずしさは無いものの、煮汁のうまみを存分に吸うことができる干しシイタケへは、円熟味を帯び貫録を感じる人に思えます。






「生」なのか「干し」なのか、どちらが優れているか評価をする必要はありません。




それぞれに良さがあり、一緒に味わうことで、より一層料理を楽しむことができるのです。





仏教、特に禅宗では




衆生本来仏なり 【 しゅじょう ほんらい ほとけなり 】




といって、



「みんな、仏様のような美しい、尊い心を産まれたときからもっています。」 



と、説きます。




仏様のような美しい、尊い心は備わっていますが、その心がどのような形で表に出てくるかは想像ができません。




シイタケは干してあっても生でいただいても、おいしく有り難いと感じるように、



私達が普段から心を調え自分自身の尊い心に気が付くことができれば、みずみずしい若い時期でも円熟味を帯びた時期でも尊い心を感じることができることを2種類のシイタケを味わう料理に教えていただいた気がします。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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