お餅と富士山

お餅を焼いていると焦げてしまうことがありました。





500富士山のようなお餅




それを見て、



「あ~、焦げてしまった・・・」



と考えていた私に



「あ~、富士山みたいだね!」



と優しい声が聞こえてきました。



同じ物を見ても感じる心が違えば、見え方や結果も違ってきます。



心が調っていれば 焦げたお餅も富士山のように感じることができるものです。






禅の言葉に




一華開五葉 結果自然成 【いっかごようをひらく けっかじねんとなる】




があります。




達磨大師の言葉として有名です。




この一華開五葉という語は




吾本来玆土 伝法救迷情 一華開五葉 結果自然成


吾れ本【もと】、この土【ど】に来る。法を伝えて迷情【めいじょう:迷っている人たち】を救う。一華五葉を開き、結果自然に成る。





という達磨大師が亡くなる直前に御弟子様である二祖慧可大師に与えた伝法の偈と言われています。




一華開五葉は、「1つの花が開き、5枚の花びらを開いた」ことです。




「一つの花」は、誰しもが生まれた時から持っている仏様のこころ、お悟りを表し、五葉は五つの智慧を表すとも言われています。




つまり、一華開五葉 結果自然成という言葉は 「生まれときから持っている仏様の心、仏心に気が付けば五つの智慧が働きだし、さとりは自然に成就する」という言葉だと言えるのです。







心を調える時期の1つでもある 「お彼岸」に、改めて心を調えることの大切さを「焦げたお餅」に教えていただきました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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