保育園児のお月見

東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園で「お月見会」が行われていました。




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園児は、先生にお月見の由来などを教わり、





500保育園の月見001




紙芝居を見たり、歌を歌ったり、踊ったりして過ごします。





昔からの習慣が少なくなってきている現在において、小さい頃から伝統的な行事に触れることは大変良いことだと感じます。




幼い頃の不勉強な私にとって「お月見」と言えば




「団子が食べられる行事」




くらいの認識しかありませんでした。




しかし、保育園の園児は先生方に


月を愛でる慣習が昔からあったこと、秋の収穫に感謝を団子や秋の野菜・果物をお供えすることなどを教わっていました。





昔から続いてきた習慣や伝統を継続していくことが「めんどくさい」と言われてしまう時代になってきてしまいましたが、





なぜ古くからある伝統や習慣が今日まで受け継がれてきたのかと考えると「めんどくさい」をはるかに超える学び・気付きが必ずあることを先人達は体感していたためだと私は考えています。





500保育園の月見003





神様や仏様、御先祖様だけでなく、「お月さま」にまで、感謝の気持ちを表しお供え物をするという習慣は、
諸法無我【しょほうむが】の考えにつながっていると感じます。






諸法無我とは


仏教の大切な教えである三法印の一つで、あらゆるものは、それだけで存在したり、不変の本質をもっていない。

すべてのものは、直接的・間接的にさまざまな原因が働くことによってはじめて生じることを表す言葉です。







「秋の実りに感謝をするのならば、太陽や水にすればいい・・・月なんて関係ないじゃん!」とは考えずに、月にも感謝をするという習慣こそが、諸法無我を体感している瞬間なのではないでしょうか。





小学校に入学する前の園児たちに難しいことなどわかる必要はありません。
しかし、昔からある習慣を体験することで、少し面倒でも園児たちが自然や周囲の人達との素晴らしい関係を体感し学んでもらえればありがたいと思います。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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