全体をみる  全体を知る

ある日、知人から焼き菓子をいただきました。





パウンドケーキ というのか フルーツケーキ と言うのか・・・





確かな名前は分かりませんが、「焼き菓子」です。





有り難くいただこうと考え、食べる人数に合わせて切って分けました。




 すると初めて見る物に警戒心を持つクセがある6歳の娘は、表面を少しだけ舐めるように食べ、顔をしかめながら





「これ、いらな~い」




と言うのです。 なんて失礼な奴だ!





と思いましたが、試しにケーキを一口大に切ってみました。





500全体を味わう160909





娘は、今度は一口大の大きさに変わったケーキを口に運びます。すると、





「おいし~い!」





とニコニコ・・・・





表面には香りづけの為に洋酒が塗ってあり、その部分だけを舐めてしまったがために、娘は全体の良さに気づくことができなかったのです。しかし、全体をいただくことでケーキ本来のおいしさに出会うことができたのです。





ケーキを食べる娘を見ながら、「お葬式なんていらない!」という一般の方々と宗教の関係に似ているとも感じます。





仏教は生きている人達のための「教え」です。





そして、この教えには様々があります。 しかし、葬儀の時だけ、法事の時だけしか仏教徒触れ合う機会がないと、多くの尊い教えに出会うこともできません。
尊い教えに出会うことができなければ、「お葬式なんていらない!」という発想になってしまうことも分かる気がします。




坐禅
写経
布薩
そして、法事や葬儀など・・・




表面だけを見るのではなく、全体を そして奥深くを見つめることで多くのことを学ぶことができるのです。





一口大の大きさが気に入ったケーキを食べながら満面の笑顔を見せる娘を見ながら





「全体を見る」ことの大切さに気が付くことができました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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