雑草と煩悩 【 ジャガイモの収穫編 平成28年 】

 東光寺の境内にある袖師保育園の園児たちとジャガイモの収穫体験を行ったときに、ジャガイモと雑草の区別がつかないために苦労して雑草を抜いたのにジャガイモがついていないことにガッカリとした園児がいました。




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 園児が喜んで収穫したジャガイモ





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 すぐ近くに生えていて、抜かれた雑草・・・・







 せっかくなので、収穫体験に参加した園児が東光寺(静岡市清水区横砂)に坐禅体験に来てくれたときに、以下の内容でジャガイモと雑草の話しをしました。







人の心には畑のようなものです。


生まれたとき、この畑には雑草などなく、とてもきれいな状態です。


花のタネを植えれば、やがてきれいな花が咲きます。


ジャガイモを植えれば、たくさんの実を付けます。


しかし、この畑にも どこからともなく 雑草が生えてきます。


植えたつもりはありません。


でも、生えてくるのです・・・


雑草をそのままにしておくと、信じられない速さで成長してしまいます。


さらに放置をしていると、信じられない生命力で自分の陣地を広げていきます。


雑草が成長し、陣地を広げると、花のタネを植えても、雑草が必要な水や栄養分を吸収してしまうため花が咲くことなく枯れてしまうことは良くあります。


ジャガイモも同じです。雑草を放置すれば、最終的な収穫量は落ちていってしまいます。


では、どうすれば良いのでしょか?


そう、雑草を抜くのです!!





畑の雑草も、生えたばかりの時期でしたら簡単に抜くことができます。

しかし、しばらく放置をしてしまえば、その雑草は抜きにくくなってしまうのです。

きれいな畑がどんな花でも咲かせることができるのと同様に、人は生まれたとき、何にでもなれる可能性をもっています。

畑にタネをまき、育てることで花が咲くように、人にも「きっかけ」というタネがあり、「努力」や「ご縁」などに育てられることによって花が咲きます。


しかし、何もしなければ畑が雑草に覆われてしまうことがあるのと同様に、私達の心が煩悩や欲望といった悪い心に覆われてしまうことがあります。


雑草は小さいうちに処理するにかぎります!


私達の心も、煩悩や欲望が小さいうちに処理(滅する)するにかぎります!!


大きくなってからでは雑草も、欲望も、煩悩も処理するのは難しいものです。


しかし、処理する方法を私達は知っています。


それが、坐禅であり、写経であり、仏様や御先祖様へのお参りなどです。


それだけではありません。


保護者や先生の話しを真剣に聞くこと、


友達を大切にすること、


一生懸命勉強すること、ご飯を残さず食べることなど、昔から大切なことは多く伝えられてきました。


心の雑草を抜く方法は、すでに教えてもらっています。


後は、教えてもらったことを実践するだけです!

と、話しをしました。


 もちろん、話し方や園児に伝えるために使った言葉は上記の文章よりも優しいものを使いました。複数の園児が「うん、うん」とうなずきながら話を聞いてくれていたので、話しの内容が伝わっていると信じています・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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