誰にでもできる布施(ふせ)

お彼岸と関係の深い六波羅蜜(ろくはらみつ)特集しています!今回は六波羅蜜の1つ


「布施」



 「布施」と聞くと「お布施」をイメージし「お布施=お金」と考えてしまう人は少なくありません。しかし、「お布施=お金」は正しくありません。インターネットで「お布施」と検索したときに上位に「お布施とはお寺に支払う謝礼をさします。」と表示されてしまいます。これは大きな誤解です!!完全な間違いです!!

お布施の間違い


お布施とは

自分の持っている財物その他を施し与えることです。


「施し」とは「恵み与えること」で

 「恵み」は「いつくしみ(親が子供を大切にし、かわいがるような、深い愛情)」を意味しますので、お布施とは


深い愛情を持って、与えることなのです。


 つまり、見返りを求めない、施しをさせていただく事をいいます。



布施行は物質だけでなく、
 
 ・財物その他を施し与えることや衣食などの物資を与えることを「財施:ざいせ」、

 ・教えを説き与えることを「法施:ほうせ」、

 ・怖れをとり除いてやることを「無畏施:むいせ」と言い、



この3つを合わせて「三施」と言ったりもします。




また、「無財施:むざいせ」といってお金や物が無くてもできる布施もあります。


 ・暖かい、優しいまなざしで人に接する「眼施:げんせ」

 ・礼儀正しい振る舞いや、身をもって奉仕を行う「身施:しんせ」




などが無財施の1つです。




 六波羅蜜の1つ「布施」はお寺にお金を持って行きなさいという教えでは決してありません。


「お互いが、できることをしながら助け合い、みんなで力になりましょう。」という教えなのです。


朝起きたときに、家族にニコッと笑顔で「おはよう!」と元気にあいさつすることも立派な布施行ですね!!



3歳の布施
↑↑↑自分がもらったおせんべいを割って、半分を妹に与える3歳の女の子の布施行
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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