日本人が傘をさすのには理由があった!!

青天なのに傘をさしている園児がいます!!


500傘と日本人160227


一見すると不思議な光景です。



これは、東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児が交通安全教室に参加したときの様子です。




年長組の園児は、もうすぐ小学校に上がります。



そこで、今回の交通安全教室では、警察の御協力のもと 保育園から小学校まで歩いて登校をする練習をしました。



園児は警察の方の話を聞いてから保育園を出発します。



要所要所に職員や保護者、警察関係者が立って園児を見守ります。


今回は子供にとって難しい「傘をさして道路を歩く」という練習をしました。


雨が降っていないのに傘をさしているのはこのためです・・・・





この光景を見ていて、少し前に



日本人は雨が降ると傘をさす 珍しい習慣がある




と紹介をされているのを見て驚いたことを思い出しました。




西洋と日本を比較するテレビ番組だったと記憶しています。



・西洋の方は雨が降ると雨宿りをする。 そのために仕事に遅れても文句を言われないし、文句も言わない。



・これに対して日本人は、雨が降ってもなんとか約束を果たすために傘などをさして目的地に行こうとする。




このような違いがあると紹介されていました。




西洋の方は雨が降ったら、「濡れる」か「雨宿り」を選択するそうです。




雨が降ったら傘をさすのが当たり前だと思っていた私は驚きました。






しかし、園児が傘をさして歩く練習をする姿を見て仏教の「持戒【じかい】」という考え方が定着しているからこそ日本人は雨が降ったら傘をさすのだとも感じました。






持戒【じかい】 とは 約束を守ること・守ろうと努力すること です。




仏教徒として持戒を守ることの大切さを、仏教聖典では




心を清らかにして教えを守り、戒を保たなければならない。

戒を保てば心の統一を得、

心の統一を得れば智慧が明らかとなり、

その智慧こそ 人をさとりに導く。





と紹介されています。





人としての成長は「約束を守ること・守るための努力をすること」が根幹になっている!



と読み取ることができます。





家庭や地域に戒を守る習慣があるため、園児達は素直に「雨が降ったら傘をさして歩く」練習をします。

これにより、学校に遅れることなく全員で授業に望むことができます。

教室に多くの生徒が時間通りに揃うクラスは授業内容が必然的に良くなります。

授業内容が良くなれば、生徒はどんどん成長します。

成長すれば、より多くのことを学ぶ機会が得られます。

この機会を有効に活用することができたとき、人として成長し周囲にも良い影響を与えることができる存在になるはずです。






晴れている日に、傘をさして歩く練習をする年長組の園児の後ろ姿を見て、「まだまだ日本の未来は明るいぞ!!」と勝手に喜んでいました・・・・
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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