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布薩会って聞いたことありますか?


布薩会って聞いたことありますか?

と、言うよりも布薩会という漢字を読める方も多くはいかもしれません。

「ふさつえ」と読みます。 

 東光寺(静岡市清水区横砂)では毎月8日、午後7時から行われている仏教の行事です。正確に言いますと、午後7時から20分ほど法要を行ったあと布薩会をしています。

 法要は基本的に東光寺の本尊である薬師如来の法要を行いますが、2月は達磨さんの命日が近いので達摩さんの法要、4月はお釈迦様の誕生日なので、お釈迦様の誕生を祝う「花祭り」なども行います。



 法要が終わるといよいよ布薩会です。

 布薩会とは懴悔(さんげ)をする法要です。
 (一般的には「ざんげ」と読まれることが多いのですが、仏教では「さんげ」と呼びます。)


布薩会1


「え、懴悔!?」

「あ、あの十字架の前で祈る!?」

 そう、キリスト教の儀式だと思っている人も多いですよね。私の妻もそうでした・・・私くらいの年代(30代)以上の方だと、二十年程前にテレビで放送されていたバラエティー番組を思い出す方も少なくないかもしれません。



 実は立派な仏教行事で、 辞書で調べると「自ら犯した罪や過ちを仏や修行仲間の前で告白して許しを乞(こ)うこと」と書いてあります。人は、どんなに気を付けていても、ミスをしたり、過ちを犯してしまったりします。そこで、昔から定期的に懺悔をする「布薩会」が行われてきました。


 つまり、布薩会とは心を洗う大切な修行です。普段の生活を見つめなおし、悔い改めて今後の行いを正しいものにすることを誓う場なのです。


具体的に、何をするのかと言いますと、

 繰り返し、五体投地(ごたいとうち)を行います。


 五体投地とは仏教徒の最も丁寧な礼拝(らいはい)のことで、五体とは全身のこと。頭、両肘、両膝を地に付き、全身を投げ伏して、相手(仏様など祈りの対象)の足を頭上に頂く形で礼拝します。


五体投地の姿勢は、自分の1番大切な部分である「頭」の上に、相手の体の中で1番汚れる「足」を頂くことにより、相手に対する謙虚な姿勢を表します。五体投地をくり返すと謙虚になり、安らぎを得られると言われます。

 懺悔と言ってもの具体的に

「私は○○○○のような悪いことをしてしまいました。」

などと告白するわけではありません。そのようなことを心の中にしまい、ひたすら五体投地を行います。


 坐禅とは違い動きがありますが、気持ちを落ち着け、自分自身を見つめ直すことができる貴重な時間だと思います。


 東光寺の布薩会には毎月30名前後の方に参加していただいています。参加費も申し込みも必要ありませんし、どなたでも参加していただける行事ですので、ぜひ時間と気持ちがある方は参加していただければと思います。また、初めて参加される方は少し早めに来て声をかけて頂ければ事前に御説明をすることができます。


 この「布薩会」、実は定期的に行っているお寺は写経会や坐禅会のように多くはありません。そのため認知度も低くなってしまっていますが、とても大切な行事ですので、

「あ、そんな行事があるんだ~」

と覚えていただければ幸いです。


布薩会2
↑↑↑↑ 足がいたくて正座が難しい方はイスでも参加していただけます。大事なのは形ではなく、気持ちですから!!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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