保育園での節分(豆まき・鬼退治)で感じること 【その4】

布施【ふせ】の力で鬼退治



500布施の心160207



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園に毎年2月3日に鬼がやってきます!!

※保育園での節分の様子はこちらをご覧ください。




このときに感じたことを紹介していきます。




今回は、その4回目です。





 保育園での節分(豆まき・鬼退治)で感じること 【その3】では、節分の際の「豆まき」でお菓子を投げることについて書きました。




短く要約をすると・・・・





園児は菓子が飛んで来れば、そのお菓子を奪い合います。


その姿は 鬼の復活 のようにも思えます。


しかし、大切なことは



 心は常に変化する、 仏様のような心にもなれば、鬼のような心にもなる


このことを節分の行事から園児たち体感しているのだと考えています。







と書きました。

※詳しくはこちらをご覧ください。





ですから、保育園の節分の際に「お菓子を投げる豆まき」があってもいいのではないかと考えています。




さらに、この「豆まき」があってもいいと感じるのは園児の「心」が調っていると感じることができるからです。





年中・年長組になるとお菓子の奪い合いは激しくなってきます。




もちろん、大人のような激しさほどではありませんが、精一杯目の前のお菓子を手に入れようとがんばっています。





しかし、手に入れたお菓子に対する感情が大人とは違うように感じます。





試しに何人かの園児に、




「ねぇ、和尚さんはお菓子もらえなかったから 何かちょうだい!」




と声をかけてみます。すると、どの園児も




「いいよ~!」





と取ってきたお菓子が入っている袋に手を入れ、無作為に選んだお菓子を





「はい、ど~ぞ」






 ・せっかく自分が取ってきたお菓子なのにあげたくない・・・

 ・このお菓子を食べたいから、いらないお菓子ならあげてもいいかな・・・






 そういった気持ちを持たずに、「ど~ぞ」と渡してくれているように感じます。 仏教では「見返りを求めず、深い愛情を持って、施しをすること」布施【ふせ】と言います。





「はい、ど~ぞ」 と笑顔でお菓子を差し出す園児たちを見て




園児たちは「布施の心」で自分自身の心の中で暴れ始めた「鬼の心」をやさしく包み込んでいるように感じます。




まさに、布施の心で鬼退治の実践です!!園児たちは自分たちの力で心の鬼を退治しているのです。




だからこそ、この「豆まき」が保育園の節分の行事にあってもいいと感じています!!!
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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