耐えることを美徳にするためには・・・・

小学校1年生の娘がお小遣いでお菓子を買ってきた。
コツコツためたお小遣い「100円」を、出し切ってこのお菓子を買いました!!
今の私ですと 「コツコツためるという努力」 と 「努力の成果としてのお菓子がどのくらい食べられるか」 を天秤にかけて買うものを決めてしまいます。 しかし娘にはそんな打算的な考えをしていないようです。
食べたいから買う。 食べたいお菓子があり、購入するためのお金が手元にあるから買う。 ただそれだけなのです。
この 「こだわりのない姿」を見て、以前読んだ本のことを思い出しました。
この本には
日本では 耐え忍ぶ ことが美徳であった。 どうして耐え忍ぶことが美徳なのか。
~中略~
耐え忍ぶことことで「力」は内部に凝縮する。たくわえられたエネルギーは、ついに大きな力となって爆発する。
という文章がありました。
耐えることが力になることを日本人は多くの経験から学んでいたのでしょう。
そして、この力の蓄積・凝縮を日本人は美しいと感じていたのでしょう。
耐え忍ぶことを仏教の言葉では「忍辱【にんにく】」と表現します。
彼岸(悟り)の世界に到達するための六つの方法(六つの正しい実践の道)
を仏教では 六波羅蜜 と呼んでいます。
その六つの方法の中のひとつが忍辱【にんにく】なのです。
仏教の世界でも「耐えること」の大切さを説いているのです。
娘には「凝縮した力」をどのように発揮したら良いのか伝えていこうと思います・・・・
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