ジャガイモを植えて四摂法を感じる・・・

 先日、東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達と



 ジャガイモの種芋を植えつけに行ってきました。





 場所は保育園の管理する「こどもの畑」





 園児達が何日かかけて石拾いをして畑づくりを手伝ってくれたので、当初に比べて作業がしやすい畑になっています。




 ジャガイモの植えつけ1402272




 園児達の年齢によって出来る作業が異なります。





 年長・年中組・・・穴を掘り、イモを植え、土をかぶせる。

 年少組・2歳児組・・・掘ってある穴にイモを植え、土をかぶせる。







 1人の園児が農家の方のように大量に植える訳ではありません。1人数個の種芋を植えます。園児たちは






「大きくなぁれ!」





 などと声を掛けながら種芋を植えてくれました。






 ジャガイモの植えつけ140227
 この時、私が注目をしたのは年長組です。




 年長組の園児は後1ヶ月もすれば 卒園し小学生になります。





 今(2月後半)に種芋を植えても、4月からは小学生なので今回植えたジャガイモを収穫をすることはできません。





 つまり、どんなにがんばっても恩恵を受けることができないのです。





 しかし、年長組の園児たちは一生懸命穴を掘り、種芋を植えてくれます。誰も文句など言いません。







 仏教では他人に接する時の基本的態度を教えるため




 四摂法【ししょうぼう】




 という教えがあります。





 布施・・・精神的、物質的な恵みを与える

 愛語・・・親切な慈愛の言葉

 利行・・・相手の立場に立って行動し、自分の行為が相手の利益になる(助け合い)

 同時・・・相手と同じ気持ちになって考え、苦楽禍福を分かち合う






 を意識し実践しましょうと言う教えです。





 今回の年長組の「じゃがいもの植えつけ」は


 
自分には恩恵がないが、後輩達の為に文句を言わずに一生懸命作業をする行為には



 布施・利行・同時




が、そして





  「大きくなぁれ」





と優しく語りかける姿に





 愛語





を感じぜずにはいられませんでした。










ジャガイモを植えて四摂法を感じるちょっと不思議なお話しでした。
 
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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