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保育園児の坐禅体験 【年長組】 第3回

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東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。



年長組の園児は、今年度に入って3回目の坐禅体験です。


と言っても、彼らは年中組で1年間坐禅体験に通ったベテランさん達です。合計すると15回目の坐禅体験です。





本堂への入り方、坐禅の座り方、お参り、お寺でのお茶の飲み方など一通りのことは覚えています。

つまり、慣れてきた頃です。





慣れてくれば余分な緊張感はなくなりゆったりとした気持ちで坐禅ができるようになってきます。

しかし、慣れてくれば緊張感がなくなりすぎて少しダラダラとしてしまうのも事実です。

そのため、この時期には“襟に縫い付けた宝石”の話しをしています。



仏教豆知識シール 162





教聖典にも書かれている話です。短く要点をまとめると


貧しい友人を心配した男が、友人が寝ている間に服の襟に宝石を縫いつけたて旅に出た。

友人は宝石に気が付かず貧しいまま過ごしていたが、久しぶりに男に再会し襟に宝石があることを教えてもらった。



という話であり、


 誰もが大切な仏様の心(宝石)を持っており、その心は汚れることがない


と言うことを説く話です。




500坐禅体験 年長0606



以下、その際の園児との会話です。




「宝石があるのに使わないなんてもったいないね。」

園児
「うん!」


「宝石があればごはんも食べられるし、服も着られるね。」

園児
「うん、うん!」



「せっかく友達が宝石をくれたのに、なんで使わなかったのかな?」

園児
「気がつかなかったから!」


「どうしたら気がつけるかな?」

園児
「よく見る!」


「よく見ればいいよね。じゃぁよく見なかったのは誰が悪い?」

園児
「見なかった人!」


「そうだよね! みんなは気がついていますか?宝石をもらったのに気がつかないで生活していた貧しい男っていうのは私や君たちのことなんだよ!

園児
「・・・・え!? ・・・・???」

さっきまで楽しく答えていた園児達は黙ってしまいますが、私は続けます。


「貧しい男は宝石に気がつかなかった。この宝石っていうのはみんなが持っている“すんごくきれいな心”のことです。 

みんなは“すんごくきれいな心”を貰って生まれてきたのに、そのことに気がつかなかったり忘れたりしてしまいます。

もったいないよねっていうことを2500年前のお釈迦様がみんなに教えてくれているんだよ!」




「みんなは年長組だよね。出来ることはいっぱいある。できるのにやらないのはもったいないよね。先生の話を聞くときには先生の方を見て話を聞けるね?」

園児
「できるよ!」


「じゃあ、先生が話をしてくれているのによそ見をしていてもいい?」

園児
「だめ!」


「そうだよね、みんなは坐禅の座り方とかお参りの仕方を覚えたよね。もうできるよね?」

園児
「できるよ!!」


「坐禅ができるのに、しっかり座らないでキョロキョロしていたらもったいないよね!」

園児
「うん!」


「できることを一生懸命やることは大事だね。ここにきて坐禅やお参り、お茶を姿勢よく飲むことを一生懸命することも大事です。
さっきの話しだと、襟に縫い付けた宝石は気がつけなかったけど、見えるところに縫い付ければ気がつくことができるよね。 

みんなが一生懸命坐禅をすることは、見えにくい宝石を見つけやすい所に縫い付ることなんだよ。

だから坐禅などを一生懸命続けて みんなの宝石のような“すんごくきれいな心”が丸見えになるようにがんばってください!」

園児
「は~い!」





年長組 第3回目の坐禅体験では

・誰もが大切な仏様のような尊い心(宝石)を持っている

ということを学んでいってくれればうれしいです。

保育園児の坐禅体験 【年中組】 第3回



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。


今月も年中組の子供達がやってきました。


年中組の彼らにとって3回目の坐禅体験です。





坐禅体験に来て、いきなり全てのことを説明しても覚えきれません。

1回目は 姿勢よく座布団に座る(正座)こと合掌礼拝を覚えました。

2回目は 坐禅の姿勢(足を組んで座る)と本堂内の歩き方・合掌礼拝をする場所を覚えました。





3回目の今回は、「焼香」を覚えます。





500年中組 焼香




坐禅体験では坐禅が終わった後に、お参りをします


ほとんどの子供が初めての焼香です。初めてだからこそ、ある程度の説明を聞き、間違いのない方法を覚えてもらいます。


まず1つ目が、お香を右手でつかみ、火(香炭【こうたん】)にかけ、丁寧に合掌礼拝をすること。


そして2つ目が 焼香をした後、次の人に場所を譲ることも覚えます。






初めての焼香に戸惑いならも一生懸命お参りをしてくれました。


まだまだ慣れていないので焼香を一生懸命すると、合掌礼拝がおろそかになってしまうのは御愛嬌です。



これから、繰り返しお参りをすることで少しづつ良い習慣を身に着けて欲しいと願っています。





年中組 第3回目の坐禅体験では


・これまで覚えた坐禅の座り方の復習

・焼香の作法



を学んでいってくれればうれしいです。

夏休み 子供坐禅会 開催案内 【令和元年 夏】


東光寺【静岡市清水区横砂】では、地元の小学校の長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)の日程に合わせて、子供坐禅会を開催しています。

800子供坐禅会 チラシ 平成31年夏休み

来月になりますと夏休みを迎えるこの時期、夏休みの子供坐禅会に日程を決めさせていただきました。






夏休みの朝にお寺で坐禅をしてみませんか。興味のある方はぜひ御参加下さい。
※「大人と子供の坐禅会」という名前も持つ坐禅会(座禅会)ですので、子供と一緒に大人の方が参加してくださることも大歓迎です。もちろん大人の方が1人で来ていただくことも大歓迎です!






令和元年 夏の坐禅会は

7/27(土)~8/25(日)  【土日も含めて開催】
朝 7:30 ~ 8:20
※8月7日はお休みです



と決定しました!

 対象年齢を小学生以上としているため通常よりも坐禅をする時間が短くなっていますので、坐禅に興味はあるけど経験がない方又は経験が少なく不安な方、坐禅をしてみたいが長い時間に挑戦するのは難しい方なども、ぜひ御参加下さい。
詳しい内容や東光寺へ行き方は東光寺ホームページもご覧ください!

※東光寺ホームページ
※子供坐禅会のページ






内容
 坐禅(10~15分)×2回
 読経(経本を貸し出します)
 茶礼(礼儀正しくお茶をいただきます)


服装
 運動に適した動きやすい服装 (ジーパンなどの固い生地のズボンはお勧めしません)


参加費
 参加費は不要ですが本堂にお賽銭箱がありますので、可能な方は朝お寺に来たときにお賽銭を入れてお参りをしてください。


対象
 小学生以上。
 ※未就学児の場合、坐禅をすでに体験している子供や保護者の方が御一緒に参加される場合は参加することができます。


参加方法
 申し込みの必要はありませんので、直接開始時刻までに東光寺までお越しください。都合の良い日だけや、1日だけの参加も可能です。

初めて参加される方は、開始10分前に来ていただければ坐禅の座り方等についてご説明させていただきます。

これまでの開催報告などはこちらのページにまとめてありますので、是非ご覧下さい!

保育園児の坐禅体験 【年長組】 第2回

東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。




年長組の園児は、今年度に入って2回目の坐禅体験です。
と言っても、彼らは年中組で1年間坐禅体験に通ったベテランさん達です。



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お茶を飲む姿勢も良くなっています!!




彼らは近年まれに見る“元気な”学年なので、こちらも力が入ります。

元気のある子供はこちらが何か言葉を投げかけると、ものすごい勢いで言葉を返してくれるので坐禅の後の話しも楽しくさせてもらっています。





今月も、10分から15分ほどの坐禅を2回坐った後、仏教の御話しをして、お参り、最後にお茶を飲んで教室に帰っていきました。






今月(5月)は保育園で花祭り(お釈迦様の誕生を祝う行事で、お花を飾ったお堂の中にいらっしゃる誕生仏に甘茶をかけてお参りをする)が行われました。

その際にも、花祭りの話はしてあるのですが記憶に定着をしてもらいたいとの想いから、もう一度花祭りの話しをしました。




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花祭り当日にはじっくりと誕生仏と対面する時間はありませんので、話を聞いた後、位牌堂にお祀りしてある誕生仏とじっくりと対面しお参りをしました。




「あ~、お釈迦様がにっこり笑ってる!!」



など、気がついたことを元気よく話してくれている姿を見て“花祭り”のことが少しでも彼らの心に定着してくれることを願っています。




年長組 第2回目の坐禅体験では


・これまでに覚えた坐禅や茶礼などの実践

・花祭りはお釈迦様の誕生をお祝いする行事



ということを学んでいってくれればうれしいです。

保育園児の坐禅体験 【年中組】 第2回

東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月お寺に坐禅をするためにやってきます。




今月も、緊張した面持ちで年中組の子供達が2回目の坐禅体験にやってきました。




坐禅も、いきなり全てのことを説明しても覚えきれません。

前回の1回目は 姿勢よく座布団に座る ことが目標です。

2回目の目標は 坐禅の姿勢を覚える! です。

いよいよ、足を組んで座り手の形も調えます。






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彼らは言われたことに一生懸命取り組もうとします。


この姿勢に毎年感動しています。






この調子で、お寺に来るたびに これまでに知らなかった新しいことを学びながら、成長していって欲しいと感じています。






また、せっかく坐禅体験にやってきてくれるのですから、お寺のことをもっと知ってもらいたいと私は考えています。


そこで、今月は先月学んだ「合掌礼拝【がっしょう らいはい】」の応用編です。

本堂への入り方、座布団の座り方を学びました。

そのために、坐禅をする座布団に座るまでに、3回合掌礼拝をすることを彼らに伝えました。





詳しく書くと




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・本堂に入るときに合掌礼拝をする。





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・本尊様の前でも合掌礼拝をする。






・座布団に座る前にも合掌礼拝をする。

そして、

・座布団の上に立たない、歩かない。





です。






衝撃的なことなのですが、令和の時代を迎えた昨今は座布団を初めて見る園児が多数派です。


ですから、座布団の扱いなど全く知りません。


だからこそ、「座布団の上に立たない、歩かない」という説明も必ずするようにしています・・・






年中組 第2回目の坐禅体験では


・足を組んでの坐禅の座り方

・本堂への入り方と座布団の扱い


を学んでいってくれればうれしいです。

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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