貪る心で何が得られるのか!?

500自販機で当たったお茶


仏教の言葉に「貪【とん】」というものがあります。




人間の心を迷わせる3つの毒を三毒といい、その1つが貪【とん】です。




三毒には




貪【とん】

瞋【しん】

痴【ち】





があります。





貪【とん】は貪欲【どんよく】とも言われる、むさぼり求めることです。





先日、私は見事に貪【とん】に振り回されてしまいました。





ある日、自動販売機で飲み物を購入したところ、直後に聞き覚えのない音楽が鳴り始めたのです。





そして、よく見ると自動販売機の投入金額を示す部分に





「7777」




という数字が表示され、飲み物を購入するボタンが光っています。





状況を把握するのに少し時間がかかりましたが、どうやら





「あたり!!」





のようです。その自販機が当たり付だとも知らず飲み物を購入したら当たったのです。





「あたり」を求める気持ちなど私にはありませんでした。




しかし、思いがけず「あたり」に遭遇した私は





「今の自分には運【うん】があるのではないか!?宝くじを購入したら当たるのではないか!!」




と、考えてしまったのです。





そこで急いで宝くじを購入・・・





当然結果は・・・はずれです。





ありがたい御縁をいただき「あたり」を経験できたのに、貪りの心が出てしまい、最後に残ったのは




「はずれ」という結果と、「後悔」の気持ちです。





見事に貪りの心に振り回されてしまいました。





反省、反省、また反省です・・・・

「天上天下唯我独尊」 と 「世界に一つだけの花」

東光寺(静岡市清水区横砂)では、毎月23日の午前10時より写経会を行っています。





写経会は新米和尚こと副住職が担当をさせていただいていまして、参加してくださる方に絵葉書をお配りさせていただき法話(仏教の話)をさせていただいています。




本日は、その絵葉書作成の為に花の写真を撮影しました。





ガーベラ1703204
こんな写真や、





ガーベラ1703203

こんな写真





ガーベラ1703202

さらに、こんな写真や





ガーベラ1703201

こんな写真が撮れました。





写真を撮影しながら私の頭の中には往年のヒット曲であるスマップの「世界に一つだけの花」が流れていました。





そして、それと同時に この「世界に一つだけの花」を作った槇原敬之氏のインタビュー記事を思い出しました。





2009年12月10日の朝日新聞記事の中で槇原敬之氏は





「ナンバーワンでなくオンリーワン」という主題は、仏教の教え「天上天下唯我独尊」が念頭にあった。





と言っています。さらに、





人生に行き詰ったときに仏教に出合い、作品のテーマを私小説風の世界から「人生」へと広げた。その成果が、SMAPに提供した「世界に一つだけの花」だ。





とも語っていました。





2002年に発表されたこの曲は15年がたった今でも多くの人に親しまれています。






仏教の教えによって槇原敬之氏自身が変化し、その成果である「世界に一つだけの花」を通して多くの方が「天上天下唯我独尊(誰かが偉くて、誰かが偉くないという分類をするのではなく、周囲の全て人達が尊い存在であることを自覚することの大切さを伝えてくれる言葉)」という仏教の教えとも親しんていただけていると思うと嬉しくなります。

「和」を実践し実感する

ある和尚様が子供達に、




「お寺はね、みんなが幸せに生きていくための勉強をする場所なんだよ!」





と話していたのをよく覚えています。





小さい子供にも分かりやすくお寺や仏教、そして宗教が存在する意味を伝えてくださっていると感じました。

こまめ 心施 カラー500


「みんなが幸せ」を示す仏教の言葉はたくさんあります。



和合【わごう】

瓊瑶世界【けいようせかい】

和敬清寂【わけいせいじゃく】

和を以て貴しとなす【わをもって とうとしとなす】






などなど。昔から伝えられた教えはたくさんありますし、実践方法も示されています。





そして、「和」を大切にすることで多くの人々が救われた「現代の実践」の話しを聞くことが先日できました。







平成29年3月9日・10日に福島県のいわき市で開催された「平和・復興のいのり」でお参りをさせていただきました。
2日間のお参りで、多くのことを感じることができました
※法要やお参りの様子を紹介した記事はこちらです。





「和」大切にする現代の実践は法要が行われたハワイアンリゾートの責任者であり、東日本大震災の際に被災しながらも復興に尽力された方の話しです。






福島県いわき市にハワイアンリゾートができたのは、基幹産業であった炭鉱の閉鎖がきっかけです。


炭鉱で働いていた人の働き口、そして炭鉱を掘っているときには邪魔者あつかいされていた湧き出る温泉を活かすために常夏のハワイを日本に作ろうとしたのです。



小さな温泉街に大きなリゾート地ができることに当初地元の方々は反対をしたそうです。



しかし、「たくさんの人が来てくれれば地元も必ずうるおう」と説得してようやく開業にたどり着いたそうです。



そして、ハワイアンリゾートには多くの観光客が訪れるようになりました。落ち着いた宿泊先を求める人や、ホテルに泊まりきれない人は地元の温泉街に宿泊したりして町は大いににぎわいました。



ここでハワイアンリゾートの従業員から



「人はたくさん来るのだから、もっと建物を増設しましょう」



と声が出たそうです。しかし、当時の社長は決してこの意見を認めません。社長は



「ここで大きな建物を建てることは難しいことではない。しかし、建ててしまっては地元に流れていた人達を全吸い込んでしまう。自分達だけ成長し地元が寂しくなるようではだめだ」




と、かたくなに20年以上新しい施設の増設認めなかったそうです。だからこそ、リゾートと地元が互いに成長することができるようになったそうです。





そして、あの震災が起こります。当然、苦しい時期なのですが、地元の人達から大きな支えが復興へ力になっています。




もしも、ハワイアンリゾート開業当初にどんどん、増築を重ねれば地元は疲弊していったことでしょう。疲弊した街とハワイアンリゾートしかなければ復興への道は険しいものになったに違いありません。






開業時の社長が「和」を尊ぶ方だったからこそ、その縁が今でも続いているのです。




本当に苦しいときこそ「和」を大切にすること、苦しいときに「和」を意識せずとも自然と出てくるような人間になれるように精進をしていきたい。



その為にも普段から「和」を意識した行動をしていかなくてはならないと感じました。

東日本大震災 7回忌 福島にて

500平和復興の祈りへ平成29年3月1





東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。



本山は京都にある妙心寺です。



その、妙心寺では「平和・復興のいのり」を行っています。




今年は平成29年3月9日・10日に福島県のいわき市で開催されました。




私も、地域の和尚様と共に、花園会員(檀信徒)様の引率とお参りのために参加させていただきました。




妙心寺のホームページに、




岩手・宮城の両県では既に法要をお勤めさせていただいておりましたが、福島県においても慰霊・復興の一助を果たしたいという思いから被害の大きかったいわき市で開催させていただくことにしました。





とあるように、会場は福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズです。



映画フラガールで有名な、スパリゾートハワイアンズです。



静岡からバスで約6時間、会場に到着です。






500平和復興の祈りへ平成29年3月2

さっそく、お参りです。




全国から集まった約600人でのお参りです。





妙心寺派 嶺 興嶽 管長に導師を勤めていただき、法要は無事に終わりました。






500平和復興の祈りへ平成29年3月3

その後、スパリゾートハワイアンズの責任者である男性が、震災での経験と現状やこれまでの取り組みなどを講演という形で話しをしてくださいました。





 初めて聞く話ありましたし、実際に経験をされた方の言葉が心にささります。







500平和復興の祈りへ平成29年3月4

2日目は海へ




500平和復興の祈りへ平成29年3月5

地元の和尚様方は海に向かって祭壇を準備してくださいました。





500平和復興の祈りへ平成29年3月6

2日目の法要も館長猊下が導師をされてからお参りです。





500平和復興の祈りへ平成29年3月7

場所は波立寺、





この日も多くの方がお参りをしてくださいました。







2日間のお参りで、多くのことを感じることができましたが、その内容までこの記事に書いてしまうと長くなりますので、また後日・・・。

もうすぐお彼岸 その3

500坐禅こまめ カラー



昨日と一昨日の記事に 「もうすぐお彼岸 その1・その2」 と題して



正しい教えを知り 実践する人々は 理想の境地とも言われる彼岸に到達することができる




という言葉を紹介させていただきました。


※一昨日の記事(その1)はこちらです
※一昨日の記事(その2)はこちらです。






そして、この記事の中で



「暑さ寒さも彼岸までという言葉があるように、せっかく過ごしやすくなる季節なんだから、肩の力を抜いてゆったりと自分に向き合うことも大切な修行だ!」



という言葉を紹介させていただきます。




しかし、このような記事を書きますと、



「だったら修行って自分のやりたいようにやればいいよね!」



と感じてしまう人がいるかもしれません。




もちろん、自分のペースは大切です。




しかし、「自分のペース」はくせ者です。




「自分では正しいと思っている」と感じても、実は間違っていたという経験を多くの方が経験されているのではないでしょうか。




私自身も、修行僧を指導する「老師【ろうし】」と呼ばれる和尚様に、自分では正しいと思っていた坐禅の呼吸法を何度も注意され少しずつですが改善したことを思い出すことがあります。




500ダメ こまめ カラー




このことを思い出すたびに、



「自分のペース」という言葉に惑わされると、「自分のペース」がいつの間にか「自分の思い込み」や「ひとりよがり」になる可能性があることを忘れてはいけないことや、「自分のペース」を正しく保つためには、良き指導者との御縁も重要だ感じます。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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