FC2ブログ

鳥かごの中を風が流れている

600鳥 20210801





臨済宗青年僧の会ではオンライン坐禅会を開催しています。
※オンライン坐禅会について詳しくはこちらをご覧ください。



「臨済宗」という名前ですが、時々曹洞宗の和尚様も登場します。



先日、曹洞宗の宇野和尚様がオンライン坐禅会を担当してくださいました。
※宇野和尚様の紹介ページはこちらです。




その中で、坐禅について説明される中で、坐禅の心、つまり調った心を



「鳥かごの中を流れる風」



と表現されました。



素敵な表現ですし、伝わりやすい言葉だと感じました。


「とらわれない心」

「ほどけた心」

「穏やかな水面」



など様々な表現があり、私も使ってきましたが「鳥かごの中の風」は初めて聞きました。




確かに、風はなんなく鳥かごの中を通り抜けていきます。鳥かごも風を感じますが見事に受け流します。




これから使っていきたい言葉と出会うことができて有難かったですし、これからも多くの和尚様方と御縁を結ぶことができるオンライン坐禅会を大切にしていきたいと思います。

ホッとする仏教聖典の言葉

600こまめ 手をつなぐ カラー






「私達は誰もが仏様のような心をいただいています」




お坊さんの話を聞いていると、このような言葉を聞いたことがあるかもしれません。



この言葉を聞いたときに



「仏の心とは何だ??」



と疑問に感じる方もいると思います。


私もその一人でした。


そんなときに、仏教聖典の中の言葉に



仏の心とは大慈悲である。

あらゆる手だてによって、すべての人びとを救う大慈の心。




と書いてあることに気がつきました。



「なるほど、仏の心とはすべての人々を救おうとする心のことを言うのか!」



と、納得していると、文章が続いていることに気がつき、読み進めると



「ちょうど子を思う母のように、しばらくの間も捨て去ることなく、守り、育て、救い取るのが仏の心である。」



と書いてあるのです。



私はこの部分に疑問を感じてしまいました。



「母や親というものは、必ず”子を想い、守り育てているのだろうか?」


教員時代も含めて、これまでに多くの親子を見てきましたが、すべての親が 子を想っているとは限りません。



「そもそも親子とは何なんだ」



と、ついつい考えてしまいますが、その答えのようなものが仏教聖典に



親は子に五つのことをする。悪を遠ざけ、善をすすめ、知恵・技能を学ばせ、結婚させ、家督を譲る



と書いてあります。



血縁関係については何も書いてありません。子を育てようとする人を親と呼ぶのです。



ここまでのことを考えると


仏の心 = 大慈悲 = 人々を救う心 = 母親のような心 


と言えます。そして



母親・親 = 悪を遠ざけ、善をすすめる



なのですから、 




仏の心 = 悪を遠ざけ、善をすすめる



と、言い換えることができるかもしれませんし、これなら自分にも「仏の心」があるかもしれないと信じられる気がします。


ミニトマトの水耕栽培と坐禅

ミニトマトの水耕栽培をしています。

600ミニトマトの水耕栽培と坐禅1


かなり大きくなってきました。



大きくなる理由は「根っこ」です。



根っこは土の中よりも水の中の方がどんどん成長していきます。






600ミニトマトの水耕栽培と坐禅3

根っこが大きくなれば、茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実ります。





600ミニトマトの水耕栽培と坐禅2
畑での栽培では根っこは見ることはできませんが、水耕栽培の場合はフタをめくれば根っこが丸見えです。





びっしりと生えた根っこを見ても、


「根っこのこの部分があるから、この葉っぱが茂っている」


「根っこのこの部分で吸収した水分が、このトマトの中に蓄えられている」



など、根っこを細かく分解して、それぞれの部分が、植物のどの部分に、どのくらい作用しているかは誰にもわかりません。




しかし、根っこがあるから茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実っていることは間違いありません。






これは「坐禅の功徳」に似ているように感じます。


一般の方と話をしているときに私が禅宗の僧侶だとわかると、


「坐禅をすると何か良いことはありますか?」


と聞かれることがあります。




質問をした方には申し訳ないのですが


「目的や功徳を求めないのが坐禅です。むしろ、そういった思いを捨てることが大切です。」


と答えます。





ついつい


坐禅をすると集中力が身につく

坐禅をすると賢くなる

坐禅をすると勉強ができるようになる

坐禅をするとすっきりする



などと考えてしまいがちです。



しかし、ミニトマトの根っこのどの部分が、どこに作用しているか分からないように、直接的に「良いことがある、功徳がある」とは言えません。




では、坐禅とは何かと問われれば、ミニトマトを例とするならば「根っこを伸ばすこと」だと私は考えています。


直接的には効果は説明できませんが、根っこが広く伸びた先に、緑を茂らせ実をつけているミニトマトを見ているとこれからも坐禅を続けていこうと思えます。

「坐禅とは自分を照らす鏡」

実は、週末になると悩むことがあります。


それは臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会についてです・・・


私も微力ながらお手伝いをさせていただいている臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会ですが、毎週末に翌週の予定をSNSで発信しています。


私の”微力”はこの週末の情報発信のことです。




もちろん、予定だけを掲示しても良いのですが、せっかくなら坐禅に参加したくなるような、禅の教えに興味を持ってもらえそうな言葉を合わせて掲載をしています。


しかし、最近はどのような言葉を掲載したらよいのか悩むことが増えてきました。


どんな言葉が良いかな!?と考えているときに、




「坐禅とは自分を照らす鏡」



という言葉が目に飛びこんできました。


平成14年に発行した臨済宗青年僧の会の機関紙である「不二」の巻頭ページに掲載された記事ですが、興味のある方は、ぜひお読みください。




600過去の文




 私は自分の修行の師匠は坐禅だと思っています。


私を四十何年間、横道にそらさず、何辺かやってきた挫折を乗り越えてこられたのも、坐禅によって克服できたんだと思っています。

言ってみれば坐禅とは、無から自分を照らす鏡でしょう。




 自分のありのままの姿を見て進むべき正しい道を自分で択んでいくのです。


他人に言われて択べますか。そうはならんですよ。


自分の思う通りにしかならん。思う通りと言ったって勝手に自分の思う通りやってたら、これは修行でも何でもありゃしません。


その自分の思う通りに生きる、そのものを間違いのない姿で映し出すのは無という鏡、坐禅なんです。




 修行の間に挫折がやってきたら、すがりつくのは坐禅以外にはない。だから、坐って、坐って、坐って坐り抜いた。そうして何か正しい生き方なのか、徹底的にやりましな。


 問題によっては半年で見えてきたことも、三年かかったこともありましたが、絶対に志を曲げずに、徹底的にやりました。不思議なことに、禅堂で坐禅を組んでいると、一陣の風がサーツと吹いてきて、パッと見えてくるのです。


しかしいつやってくるのか来ないのかわかりません。しかし「あっ、これだ」そう自分で確信が持てるまではやり抜くんです。


清田保南老大師【平成14年11月発行の不二より】

YouTubeデビュー!?  仏教伝道協会 オンライン法話会

600YouTubeサムネイル





以前にもこのブログで紹介をさせていただきましたが、

令和3年6月9日に仏教伝道協会様が開催しているの週刊法話ステーション(オンライン法話会)で法話させていただきました。


その時の動画を仏教伝道協会様のYouTubeチャンネルにアップしていただきました。


私にとっては、YouTubeデビューです!!



「恋愛」という未知の世界のテーマをいただき、戸惑いましたが「仏前結婚式」から恋愛を考えてみました。
お時間のある方がいらっしゃいましたら、ご覧いただければ幸いです。





仏教伝道協会とは

み仏の教えを広く世界に弘めるために、「仏教聖典」の現代語訳と外国語訳による編集、刊行とその普及を事業の柱として、日本文化の基本でもある慈悲と共生の仏教精神と仏教文化とその学術振興を促進し現代的理解を弘め、グローバルな啓蒙活動を通して豊かな人間性を育て、よりよい社会を形成する活動されている団体です。
ホームページはこちらです。




その仏教伝道協会では
オンライン法話会 「週刊法話ステーション」
と題して、毎週水曜の18:00から様々な和尚様の法話を配信されています。

週刊法話ステーション(オンライン法話会)のページはこちらです。

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる