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お坊さんの勉強会 開催報告 【講座・住職学】

お坊さんって どんな勉強をしているの?と聞かれたことがあります。


一般の方があまり関わることがない「お坊さんの研修」を紹介します。


私が微力ながら手伝いをさせていただいている臨済宗青年僧の会の研修会が開催されました。
※臨済宗青年僧の会のホームページはこちらです





今年(平成31年度、令和元年)は10月29日(火)~10月30日(水)まで行われました。

場所は 富山県高岡市にある 国泰寺【こくたいじ】。臨済宗国泰寺派の本山です。

        



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主催は臨済宗青年僧の会ですが、臨済宗大本山国泰寺様や地元の青年僧の方々など、多大なる御協力により無事に開催されました。





1日目

開講式では臨済宗大本山国泰寺派管長澤大道(さわだいどう)老大師 導師のもと受講生全員での読経・御回向をさせていただきました。

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第1講座は開講式に続き、澤大道 管長猊下による提唱です。 

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第2講座は大安禅寺住職 髙橋友峰師を講師にお招きし「即心即仏」と題してお話をいただきました。

多くの実践から学ばれたこと、これからの寺院について熱くお話をしていただき、受講生は時間を忘れて話に聞き入りました。

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その後、案内をしていただき、諸堂拝観

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2日目



 
第3講座
 全生庵副住職 本林義範師に「憧れの鉄舟居士」と題してお話をしていただきました。本林師のこれまでの歩みや鉄舟居士と国泰寺の深い関係について興味深い話の連続でした。

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第4講座は
「日日是好日」著者の森下典子氏 「日日是好日」と題してパネラーとの対話形式の講演をしていただきました。
茶道を通して感じた世界や、映画の撮影秘話など幅広い内容の話しを丁寧で分かりやすい言葉を使って話してくださいました。

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講座終了後、全員で四弘誓願をお唱えし閉会式を行いました。





全面的にご協力いただいた国泰寺様 学ぶことが大変に多い講話・講義をしてくださった講師の先生方、ご出席いただいた和尚様方。協賛企業の皆様・・・ などなど、本当に多くの方のおかげをもちまして無事に終了することができました。
 


 本当にありがとうございました。

冬がやってくる 【本堂の衣替え】

禅宗の僧侶は達磨忌(10月5日)の法要を目安に衣替えをすることが多くあります。夏用の薄手の衣から冬用の厚手の衣に変わります。


しかし、衣替えをするのは僧侶だけではありません。



本堂も衣替えです。




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夏の間 一生懸命働いてくれた扇風機は倉庫へ、






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その代わりに倉庫からストーブが出てきます。





今年も無事に本堂の衣替えが終了しました。

「お寺は寒いからいやだ」と言われてしまうこともありますが、ストーブと床暖を準備していますので、嫌がらずにお参りいただければ幸いです。

カレーパン は カレーとパンに分けることはできない

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“カレーパン”は“カレーパン”です。



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カレーとパンを分けることはできません。

パンだけを食べようとすれば、うまくはいかず汚してしまします



分けようとするとすればするほど、苦労をしてしまいます。








臨済宗最初の和尚様である、臨済禅師は


心が二つに分かれてはいけない。

仏の心と私などと、心が二つに分かれるから、迷いが生じるのです。

その心が一つになっていれば、それが生きた達磨であり、お釈迦様なのである。







といったことを示されています。



カレーパンは、カレーとパンが一体となった状態が一番良い。


そんなカレーパンを見ていると


仏様の心と自分の心、と区別することなく、生まれたときから頂いている尊い心と一体となって生活をすることの大切さを感じます。

同じ現象を見て何を感じるのか

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中学校の理科で「水の循環」という勉強をします。



蒸発した水は上空で雲になる。

その雲から雨が降る。

雨は川となり、海に流れ込む。

海の水が蒸発し雲になる。

その雲から雨が降る。








と、言うものです。


自分自身が中学生だった頃にも勉強し、教員をしているときにも黒板に絵を書きながら生徒に伝えようとしていました。


その当時は、深く考えず伝えていました。






先日「水流元入海」【 水 流れて もと海に入る 】」という禅語に触れたとき、ハッとしました。


中学校の「水の循環」と同じじゃないか! と感じたのです。





「水流元入海」【 水 流れて もと海に入る 】」は 

水の流れを制御することは難しいが最終的には海に流れていくことから、世の中は多種様々だけれど、その根源はひとつであることを示す言葉です。






理科として習い、伝えていたことが禅の言葉としても使われていることに驚きました。


と、同時に同じ現象を見て心の問題としてとらえる禅の奥深さを改めて感じました。

隅にいて 隅に置けない人間になれ

“花明り(あかり)”


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一輪の花を飾るだけで、部屋が明るくなるような姿をと言うと聞いた“花明り(あかり)”ことがあります。





辞書で調べると、

桜の花が咲き、夜でもあかりをともしたように明るく見えること。

と書いてあります。







先日、日本人で初めて卓球のプロ選手となった松下浩二氏が恩師のことを回想し、



卓球のことはあまり教えてもらった記憶はありませんが、人としての生き方をおしえてくれました。

「隅にいて 隅に置けない人間になれ」と常に謙虚で努力をしろと良く言われていました。





と記されていました。





現在、日本では若い世代の活躍もあり、卓球というスポーツが盛り上がりを見せています。


この盛り上がりの礎を作ったのは紛れもなく松下氏の輝かしい実績と日本人として初めてプロ選手となり後進のために道を切り開いた経験です。


さらに現在、日本のTリーグ(日本のプロ卓球リーグ)の責任者として輝く選手の為に働き続けていらっしゃいます。


しかし、松下氏は恩師の教えを守り、決しておごることなく今でも謙虚な姿勢で努力を続けられているように感じます。






部屋に飾られた一輪の花も、満開の桜も、決して「私はきれいいだろ! さー私を見ろ!」などと傲慢な姿は見せません。謙虚になろうともしていません。ただ咲いています。




残念ながら私達人間は、花が謙虚になろうともしなくても謙虚でいて、ただ花を咲かせるような人にはすぐにはなれません。、



しかし、私は松下氏の姿や、彼の恩師の言葉から、人も常に謙虚になり、努力を続けることで、部屋を照らす一輪の花のように隅に置けない存在になることができるのだと感じています。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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