FC2ブログ

坐禅会の横で騒ぐ人達に怒る自分が情けない

私達が普段から意識すべきことを臨済宗妙心寺派の生活信条では


一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう


と説いています。この教えは私達に


1日に1度は姿勢を調え、呼吸を調えて坐ることで、心が調ってくる


と、教えてくれているのです。





500ブログ寺子屋体験190731 30

東光寺(静岡市清水区横砂)では、小学生の長期休暇に子供坐禅会を行っています。



参加してくれている子供達は毎朝7時30分から真剣に坐禅と向き合ってくれています。




先日、子供坐禅会を行っているときに周囲から大きな話し声が聞こえてきました。


もちろん坐禅会参加者ではありません。


坐禅会をやっていることは十分認識できる距離にいるにも関わらず大人達が大きな声で話をしていたのです。




正直に申しますと、私は


「うるさいなぁ、こっちは真剣に坐禅をしているんだから 静かにしてくれと!!」


と感じながら坐禅をしてしまいました・・・・






情けない話なのですが、心がまったく調っていない状態になってしまったのです・・・


「坐禅をしている自分の方が、近くで無駄話をしている人達よりも尊いのだ!」


などこ勘違いをしてしまっているからこそ、心が乱れ「こっちは真剣に坐禅をしているんだから!」と優劣をつけ、自分が集中できないのは外にいる人のせいだと思ってしまっていたのです。






“誰かが騒げば、そちらが気になり集中できない。”


ではなく


“誰かが騒いでいることを意識している自分自身のせいで集中できていない”


なのです。






では、どうすれば良いのでしょうか?


答えは、呼吸を一生懸命数えます!



坐禅中の呼吸の調え方を数息観【すそくかん・すうそくかん】と言います。



これは息の数を数えることを言います。





説明するときも




坐禅の最中は自分の呼吸を数えましょう。吐く息を心の中で、ヒトーツ、フターツ・・・と数え、トーオまで数えたらヒトーツに戻ります。

初めのうちは他のことを考えてしまい、なかなか十(トーオ)まで集中して数えることができませんが、どこまで数えられるか挑戦してみてください。







と説明しています。

本来であれば・・・


ひとーつ

ふたーつ

ザワザワうるさいなぁ、しまった!

ひとーつ






となるはずですが、今回は


ひとーつ

ふたーつ

ザワザワうるさいなぁ

こっちは一生懸命やっているのに

子供達がかわいそうだ

大人は嫌だ、すぐ騒ぐ

騒ぐと言えば・・・・








とモヤモヤが増大してしまったのです。簡単に心が乱れた自分を反省し


一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう


という言葉と今一度向き合う必要性を感じました。

読経料って・・・

600仏教豆知識シール052 六波羅蜜シリーズ 布施





「読経料」と書かれた封筒を受け取ると私は悲しい気持ちになります・・・


お経を唱えた料金 という意味で書いているのだと思います・・・


お寺で“料金”という言葉はほとんど使いません。


ですから、法事や葬儀など様々な場面で


「料金はいくらですか?」


と聞かれると困ってしまいます。







このような質問をする方は、結婚式に招待されたときに 招待をしてくれた人に


「結婚式の料金はいくら?」


と聞くのでしょうか?



結婚式に持参するのは御祝儀です。(会費制のところもあるようですが、今回は御祝儀ということで話を進めます)


御祝儀には相場があますが、お祝いをしたいという気持ちと結婚式などに必要な金額などを考慮し、自分にできる精一杯の額を御祝儀として決めているのではないでしょうか。







お寺は何のために存在するのでしょうか。

私は、仏教の教えを学び、人々がより良く生きるために存在していると考えています。

決して坊さんがお金を稼ぎ、豊かに生活をするためではありません。





教えを学ぶために教えが記されたお経があり、様々な実践があります。

これらの教えや実践を受け継ぎ、次の世代に伝えることがお寺の役割であり、そのためには様々なものが必要になってきます。






仏教の大切な教えに布施【ふせ】があります。


布施とは自分の持っているモノなどを、見返りを求めずに深い愛情を持って施しをさせていただく事。 お互いが、できることを精一杯しながら助け合うことを言います。






“助けあう”方法のひとつに財施【ざいせ】という、自分の持っている財産を施す行為があります。


この財施を受け取り、仏教の教えや実践を受け継ぎ、次の世代に伝えるために有効に活用することがお寺には求められているように感じています。






これらのことを考えますと、

やはり、お寺に布施をするときには「読経料」ではなく「御布施」が正しいように感じます。

下り坂と登り坂

一本の道を歩いてお参りに行きました。



お参りを終えて、先ほど来た道を帰っていると・・・



なかなか足が進みません・・・



思うように進まないのです・・・



行きは軽快に歩けたのに、帰り道は先ほどのように歩けないのです・・・



500P_20190813_131957.jpg




しばらくして、ようやく気がつくのです。

あ、この道は登り坂だ。






そして、ようやく気がつくのです。

行きは下り坂だったこと、坂の力を借りて軽快に歩いていたこと。
そして坂の力を借りているときには、力を借りていることに気がついていなかったことに・・・

ゆるやかな下り坂に気づかずに進む姿は、自分自身が生かされていることに気づかず感謝することなくダラダラと過ごしてしまう姿に似ている気がします。


登り坂を歩きながら反省をしました・・・

蜂に御用心!!

500墓と蜂5

墓地で蜂の巣を発見しました。


植え込みなどではありません。



500墓と蜂4




なんと、御線香を置く場所にハチの巣が!!






勝手ながら駆除をさせていただきました。


気がつかず御線香を入れれば、蜂は攻撃をされたと思い反撃をしてきます。


久しぶりのお墓参りの際はお気をつけください。

ホコリはいくら掃除をしても落ちてくる

8月6日の朝、衝撃的なものが本堂に落ちていました!!



500本堂のホコリ4

これです!!




これはホコリです!!



私にはこのホコリが何からできているのかが分かります。



寺子屋体験3日目の午後に1回だけ使ったあやとり用の紐からできたホコリです。



7月の終わりから8月の中旬まで東光寺(静岡市清水区横砂)では様々な行事が続きます。

・寺子屋体験
・子供坐禅会
・施餓鬼法要




7月31日の午後(寺子屋体験)に発生したホコリが1週間後に発見されたのです。


その間、寺子屋体験では参加者全員で本堂をゴミがひとつも残らないように掃除をし、寺子屋体験終了後にも全体を掃除しました。


その後も毎朝行われている子供坐禅会の前後に本堂は掃除機をかけており、


ホコリが発見される前日は施餓鬼法要の準備の為に多くの方々準備のためにお寺に集まりハタキをかけ、掃除機でゴミを吸い、雑巾で拭き掃除もしています・・・


つまり、この時期はいつもよりも回数も多く、そして丁寧に掃除をしているのです。


その分、多くの方が出入りをするのでホコリなどが発生しやすい環境かもしれません。


しかし、この日の朝に発見されたホコリは明らかに寺子屋体験のあやとりの紐のホコリです。







仏教では、毎日の掃除のように私達の心を調えなさいと説いています。


私はこの教えを

どんなに、大掃除をしても、丁寧に掃除をしたつもりでも、どこからともなくホコリは発生する。

と捉えていました。





しかし、数日前のホコリが何度も丁寧に掃除をしたはずの場所に落ちているのを見たとき、




坐禅をして心を調えたつもりでいるんじゃない! “坐禅ができた!”なんて考えている時点で心が調っていないんだ!!



と、指導していただいたことを思い出しました。



「坐禅をして心が調った」と感じた心がすでに慢心であり、調っていない心なのだ。

心が調っていれば そんなことすら感じない!





と指導していただいたのです。




どんなに掃除をしてもホコリは落ちてきます。完璧な掃除などありえない、だからこそ毎日掃除をする。


同様に、私のような未熟な者が完璧な坐禅などできるはずがない。でも心を調えたい。だったら毎日坐るしかないのです。



オレンジ色の特徴的なホコリに改めて教えてもらった気がします。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる