柿の収穫から学ぶこと

500柿の収穫から学ぶこと2




東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある保育園が管理する畑には柿の木があります。




500柿の収穫から学ぶこと1




今年は多くの実をつけてくれました。




喜んで収穫をしようと思うのですが、畑を管理する私が手を抜いたため柿の木の周囲には多くの雑草が生えてしまっています。




500柿の収穫から学ぶこと3




この雑草を分け入って柿だけ取ろうとすれば、草が邪魔で作業ははかどらないし、様々な虫とも遭遇することになります。さらに、前日までの雨で草が濡れているのでこちらまで濡れてしまいます・・・




柿を採りたいからと言って、やみくもに直進することはありません。




500柿の収穫から学ぶこと4




まずは草を刈ります。




・・・機械の力を借りてしまいました。







仏教では、私達は生まれたときから仏様のような尊い心をいただいていると説いています。




しかし、その尊い心もほっておくと、やがて畑が雑草に覆われるように煩悩などによって覆われてしまいます。




だからこそ、私達は煩悩を払い尊い心を大切にしなくてはいけません。




このことは、柿を収穫するために草を刈ることに似ているように感じます。




草が大量に発生している場合も、いっぺんに全ての草を取り除くことはできません。




奥の草を刈ることもできません。




手前の草から少しずつ刈っていくしかありません。





「尊い心があるんだ!」と、その心だけを目指して突っ走ることは確かに大切なのですが、それよりも尊い心があると信じて、今自分にできることをコツコツとやっていくことが大切なのだと感じました。

きっかけとなる教え

500地蔵院1




京都にある、一休さん生誕の寺「地蔵院」を拝観させていただいたときに、素敵な言葉に出会いました。





500地蔵院2




「竹のお寺」とも呼ばれ、境内を覆う圧巻の竹林や、足元に広がる苔の絨毯、一休さん生誕の地として知られる地蔵院は鈴虫寺や苔寺など多くの観光客が訪れるお寺の近くにありながら、静かな境内に多くの竹があるお寺です。





500地蔵院3




静かな雰囲気と竹林と苔のの美しい緑を楽しむことができます。





そんな、地蔵院で素敵な言葉と出会いました。





500地蔵院4





その言葉は山門の手前にある、小さな張り紙の中にありました。





ここは仏教寺院です。信仰と修行の場です。

仏様を拝む事を第一目的とする方のみ入山を許可します。

観光だけが目的の入山はお断りします。

お子様をお連れの方は、これを機会に、お地蔵様の前で、手を合わせて拝むことを教えてあげてください。






と書いてあるのです。




これを機会に、お地蔵様の前で、手を合わせて拝むことを教えてあげてください。





お寺が信仰の場であることを忘れ観光地だと勘違いをしてしまうなど、間違ったことを厳しく伝えるとともに、「これを機会に」という言葉で、これまでの間違った認識を正すとともに許す姿勢を示した言葉に感じます。





お寺が多くの方に伝えたいと感じていることを、短い言葉で見事に表現されているように感じました。

達磨【だるま】様をお参りして坐禅をする ・・・贅沢な生活


500達磨坐禅1710121

ダルマさんと




500達磨坐禅1710122

達磨様【だるまさま】と





500達磨坐禅1710123

達磨大師【だるまだいし】と





様々な呼び方で親しまれています。






今月は10月です。



10月になると、禅宗のお寺では、ある法要が行われます。



達磨様の法要です。



10月5日に亡くなられたと言われており、この日に法要を行います。






今日は5日ではないのですが、東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児が坐禅体験にやってきてくれたので、坐禅の前にお経を読んで、達磨様にお参りをしました。




500達磨坐禅1710125

そして、坐禅が始まる前に





「達磨様は、9年間も一生懸命坐禅をして、みんなに一生懸命坐禅はすごいものだよって教えてくれた和尚さんなんだよ。だから、みんなも達磨様みたいに一生懸命坐禅をしてみましょう!」





と声をかけると。多くの園児は





「はーい」




500達磨坐禅1710126

と答えて一生懸命坐禅に取り組んでくれました。





「ダルマさん」を知らない人や、「ダルマ」とは何かのキャラクターと認識している若い世代が増えてきていますが、インドから中国に禅の教えを伝えてくださった達磨様がキャラクターや想像上の人物ではなく、私達と同じ人間であることを子供達が覚えていてくれればうれしいです!





500達磨坐禅1710124

ちなみに、東光寺の玄関にはこんな達磨様も皆様のお越しを待っています!!

松と諸行無常


妙心寺へ行ったら見たいと思っていたものがありました。



それは、「松」です。



それも、「松の子供」を見たいと思っていました。



妙心寺のFacebook【ふぇいすぶっく】ページに時々「松の子供」が紹介されていたため、ぜひ実物を見てみたいと考えていたのです。



妙心寺へ行った時、担当をしている方に松の場所を聞き、時間のあるときに見に行きました。



それがこれです。



500松と諸行無常1



すくすくと育っている松を見ることができ、大変嬉しい気持ちになると同時に、



500松と諸行無常2




この「松の子供」が枯れた松の根の部分から発芽していることに気がつきました。





500松と諸行無常3




仏教の言葉に諸行無常という言葉はありますが、平気物語の印象が強く、壊れていく辛さ、失ってゆく悲しみ、物が壊れ朽ちて行く様子示す言葉だと考えている方もいるようです。




しかし実際の意味としては、




われわれの認識するあらゆるものは,直接的・間接的なさまざまな原因によって、現在、たまたまそのように作り出されている。



と辞書に書いてあります。




あらゆる現象が変化してやむことがないということ。人間の存在を含め,作られたものはすべて,瞬時たりとも同一のままでありえないこと。ただ一つのものが同じ場所に同じ時存在しない。すべてのものは移り変わる




という意味があります。



「松の子供」が枯れた根の部分から成長していく姿も、もちろん諸行無常です。




是非妙心寺へ起こしの際この可愛らしい松をご覧になっていただき、仏教の根本的な教えである諸行無常を感じていただければ、より良いお参りになるのでは ないでしょうか。

法話の集いは平和の集い



東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。



本山は京都市にある妙心寺です。



妙心寺では毎月「法話の集い」が行われています。
※詳しくはこちらの妙心寺のホームページをご覧ください。





法話の集いについてGoogle【グーグル】で調べてみようと、スマートフォンを取り出し、Googleさんを呼び出します。




500平和の集いと法話の集い4




最近は音声を認識して調べてくれるので、音声認識のスイッチを入れ




500平和の集いと法話の集い2





「法話の集い」と話しかけてみました。




500平和の集いと法話の集い3




Googleさんはがんばって認識しています。



500平和の集いと法話の集い





「平和の集い」と出ました!!





法話の集いは、平和の集い




うん、正解です!!




間違いありません!!





正解ですが、調べるために手動で入力をしました・・・





houwa201711.jpg





 法話の集いでは妙心寺派の布教師さんが毎月1回、一般の方に向けて60分ほどお話をしてくださっており、どなたでも申し込みも必要なく、無料(お賽銭箱は設置されています)で話を聞くことができます。

※調べるのが面倒な方はこちらをクリックして妙心寺のホームページ(法話の集い)をご覧ください。

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる