仏壇を作ってみよう!(11)

 このカテゴリは仏壇のことについて知り、仏壇を自作しようとする

臨済宗妙心寺派の新米和尚の文章です。




本尊様のまつり方


 仏壇には本尊様が必要だということを以前書きました。では、

本尊様だけでいいのでしょうか!?もちろん、設置する場所の問題も

ありますので、必ずこうでなくてはいけないと言うことはありません。



 臨済宗の場合は本尊様として釈迦如来(おしゃか様)を中心に置き、本尊様の

左右に脇侍(わきじ)を安置します。脇侍とは本尊様の両脇または周囲で

教化を助けるものと言われています。


 この脇侍には文殊菩薩(もんじゅぼさつ)と普賢菩薩(ふげんぼさつ)が

安置されます。臨済宗は禅宗ですので脇侍に達磨大師と臨済禅師をまつることも

あります。また私は臨済宗妙心寺派の僧侶です。妙心寺では、開山様である

関山慧玄(かんざんえげん)と、開基である花園法皇をまつることがあります。




 仏壇の作り方と内容が離れてしまうかもしれませんが、どんな方か

分からないのに仏壇に安置することは難しいと思いますので、今回

紹介した方々がどのような方か今後紹介していきます。

仏壇を作ってみよう!(10)

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仏壇の中の棚(段)



 今回は仏壇を見たときに、見慣れているけど、よく分かっていない

場所を紹介します。誰しもが一度は仏壇を見たことがあると思います。

思い出してみてください。多くの仏壇の中は「段」(階段状)になって

いませんでしたか?


 実は名前があるのです!!その名も・・・


   「須弥壇(しゅみだん)」


と、言います。


 須弥壇とはお寺の本堂の正面にある本尊様が安置されている「壇」の

のことです。本堂にある「壇」を小さくしたものが仏壇にもあるのです。

そして、須弥壇とは須弥山(しゅみせん)を象徴したものです。


 須弥山とは古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、
 
世界の中心にそびえるという聖なる高山のことです。



 つまり仏壇の中に階段(壇)を作ることによって、古代インドの

世界観をも表しているのです。

仏壇を作ってみよう!(9)


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臨済宗妙心寺派の新米和尚の文章です。



 先日、東光寺の本山である、京都にある妙心寺へ行ってきました。

用事を済ませ、妙心寺内にある花園会館へよると

 「ミニ仏壇」

と書かれたパンフレットが置いてあるではありませんか!!

 大きさは、高さ30cm×幅30cm×奥行10cmというものです。

中にはお釈迦様などの掛け軸があります。とても簡単な作りでは

ありますが、「妙心寺オリジナル」と書いてあることから

妙心寺派として認められてたものなのです!!

 本当に仏壇と言うものは、存在そのものに価値があることを

再認識することができてうれしかったです。

仏壇を作ってみよう!(8) 


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三具足はなぜ必要か(ろうそく編)

 どこのお寺に行っても、どの仏壇を見ても必ず三具足があります。(ろうそく・花・お香)

この三つは、なんとなく置いてあるわけではありません。意味があるんですよ!!


 今日は「ろうそく」(お灯明:おとうみょう)の話です。

 以前、「ろうそくは線香を付けるための道具だからライターがあればろうそくは

いらない!!」

 と、言った人がいましたが、残念ながら違います。確かに線香をつけるために使用

することもありますが、やはりろうそくにも意味があります。

 ろうそく(お灯明)は仏様の智慧(ちえ)を象徴しています。どんな暗闇でも

明るく照らしてくれる仏様の智慧です。

明かりが闇を開くように、仏の智慧が迷いの闇を開くことを願っているのです。



 ろうそくの火を消すときに、息を吹きかけてはいけない!!と、よく言われるけど

何ででしょうか!? これもちゃんと理由があります。神聖な仏壇の前で生臭の

混じった息を吹きかけることは不作法だと言われています。と、言うことで

手や扇子などであおいだりする人もいますが、一番良いのはろうそく消しなどの

道具を用意することです。柔らかくなった蝋は少しの風でも飛び散ってしまい

少しずつ仏壇を汚してしまいます。できるだけ、あおがずに消すことができれば

いいものですね。
 

仏壇を作ってみよう!(7)

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三具足はなぜ必要か(お花編)

 どこのお寺に行っても、どの仏壇を見ても必ず三具足があります。(ローソク・花・お香)

この三つは、なんとなく置いてあるわけではありません。意味があるんですよ!!


 今日は「お花」(お華)の話です。

 お花は、そんなに難しい意味はありません。


    ずばりきれいだからです!!


 え、そんな理由なの!??と思われるかもしれません。しかし、

仏壇やお墓にお花をお供えするのは「きれいだから」なのです。

もう少し詳しく説明すると

 「お花は仏さまの慈悲を象徴していると言われています。また

見る人の心を和ませる効果もあります。そしてお花は愛情や

優しさの象徴でもあります」

 と言えるでしょう。


 このことから、お花はお香と同様に、心を清らかにし、

お参りをする準備をするために必要なのだと言えると思います。



 補足ですが、お墓や仏壇に造花をお供えする方がいますが、

あまりお勧めはしません。たまにしかお参りすることができないので、

お墓をきれい保ちたいと言う気持ちは理解できます。しかし、お参り

することは修行です。命の大切さを知ることは修行の大切な部分です。

一般的にお供えするお花は切り花です。切り花は必ず枯れていきます。

お花が枯れていく姿をしっかりと見て、感じることも大切な修行となります。

造花は枯れませんので、命のはかなさや大切さを感じることが難しいと思います。

ですから、お供えするお花に造花はお勧めしていません。

お供えする一番贅沢なお花は、自分で育て、お供えするために自分で切った

お花かもしれません。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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