実は深い「どっちでもいい」

500写経会 1711231



東光寺(静岡市清水区横砂)では毎月23日の10時より写経会を行っています。




11月の写経会には「静岡新聞のアステン」さんが取材に来てくださいました。




500写経会 1711232

記者の方が写経を終えた参加者に




「写経って良いものですか」




と質問をしたところ、最年長(もうすぐ90歳)で、納経数ダントツで一番の女性が素早く、




「やらないより やったほうがいいんじゃないかな」




と一言答えました。





これまで、何十年と写経を続けられ、現在でも毎月5枚は般若心経を写経される方だからこそ、出てきた言葉だったように感じます。




本来、写経や坐禅など多くの修行で「見返り」を求めることは良くありません。




字が上手くなりたいから写経をする


試合に勝つために坐禅をする




など、目的があっていけません。




写経を長く続けてこられた女性は、これまで多くの写経を行ってきました。しかし、そこには「見返り」求める気持ちがなかったのだと思います。




見返りを求めてしまうと、ついつい




「これだけ写経をやったのだから何か良いことがあるはずだ!!」




という気持ちが出てきてしまいます。しかし、見返りを求めずにただ努力を続けてきたからこそ





「やらないより やったほうがいいんじゃないかな」




という気持ちになったのだと感じています。




一見すると軽い発言に聞こえますが、決して軽いわけではなく、実は深い言葉だと感じます。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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