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保育園児の坐禅体験 【平成30年11月 年中組 スマホと風呂敷】

600これは風呂敷だよ


これは何でしょうか?






600これは風呂敷だよ2


分かる人?





保育園の園児に聞いてみました。



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は毎月坐禅体験にやってきてくれます。





その園児に質問をしたのですが・・・







600これは風呂敷だよ3

しーん・・・


誰も手を上げませんでした。


風呂敷の知名度は残念ながら「0」





スマホを見せて「これは何でしょうか?」と聞けば「携帯電話!」や「スマホ!!」と手を上げて答えます。



ちなみにスマホの知名度は7~8割くらいでした。



なぜ、風呂敷を見せたかと言いますと、せっかく園児がお寺に来てくれるので、少しでもお寺や仏教のことに触れて欲しいと考えたからです。




今月は、風呂敷とは何か どのように使うかを説明しました。



そしてその後、 風呂敷を私達の心に例えて以下のような話をして見ました。







風呂敷はとっても便利なものです。


小さくたたんでおくこともできれば、広げることもできます。


広げれば座布団も包めるし、お勉強道具も包めます。


なんでも包めます。


大きな、大きな風呂敷ならお布団のように自分もお友達も優しく包んであげることができます。





大きな風呂敷は便利です。


でも、便利な大きな風呂敷も洗濯をせずに使い続ければ汚れます。


汚れたままにしてしまえば、包んだものまで汚れてしまいます。


ぐちゃぐちゃにしまってしまえば、シワだらけになってしまいます。


シワだらけになってしまえば、十分に広げることができず、風呂敷が持っている力を出し切れません。


でも風呂敷は汚れれば洗濯をして、アイロンをかけてきれいにすることができます。







みんなの心も同じです。


みんな生まれたときから とっても素敵な心を持っています。


この心は、風呂敷のようなものです。


しかも、大きな大きな、見たこともないくらい大きな風呂敷のようなものです。


見たこともないくらい大きな風呂敷だから、1人のお友達だけじゃなくて たーくさんのお友達をも優しく包み込むことができます。


そんな大きな風呂敷のような素晴らしい心をみんな持っています。






でも、心も洗濯をしないで使いっぱなしだと汚れるし、シワだらけになっていきます。


汚い心で自分を包んだら自分が汚れるし、汚い心で友達を包み込もうとしても友達まで汚れてしまいます。


でも大丈夫。


もとの素晴らしい心にすることができます。


どうしたら良いのでしょうか。


そうです。今日の坐禅のときのように、ゆっくりと息をすれば心はどんどんきれいになるし、姿勢を良くすればアイロンをかけたみたいに“ぴっしり”とします。




風呂敷の洗濯は保育園でもできるし、お家でもできます。


心の洗濯もお寺だけじゃなくて、お家でもできます。


いつでもできます。

みんなが持っている素晴らしい心をこれからも大切にするために、今日のように坐禅をしたことを覚えておいてください。




今回は、初めて見た“風呂敷”の存在を覚えてくれれば御の字です・・・

保育園児の坐禅体験 【平成30年11月】 年長組


東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある袖師保育園の園児達は坐禅体験にやってきてくれました。



600坐禅体験181114 年中




彼らは年中組から毎月1回東光寺の本堂にやってきます。



ですから、年中組は8回目の坐禅体験。年長組は20回目の坐禅体験です。



坐禅体験は、坐禅やお参り、茶礼(されい:行儀よくお茶を飲む)を行います。



園児達はすっかり慣れたようです。



年長組は10分以上の坐禅を2回行いますが、坐禅が終わってから「足が痛い!」と言う子は誰もいません。



スタスタと立ち上がりお参りに行くことができるほどです。



成長していく子供達と一緒に坐禅ができることに喜びを感じます。







さて、せっかく園児がお寺に来てくれるので、少しでもお寺のことを知ってもらいたいと考え、毎回 仏教豆知識シールを特製の坐禅手帳に貼ってもらっています。



11月は年長組と年中組で伝えることを変えてみました。






年長組には



600仏教豆知識シール 178

仏教聖典の言葉から作った「賢い人と 愚かな人」というシールを配りました。



その後、次のような話をしました。






お家の人がみんなを叱ってくれることがあると思います。

保育園の先生もみんなのことを叱ることがあります。

他にもいろいろな人が君たちのことを叱ってくれます。

叱ってもらったとき「ごめんなさい。」と言って悪い所を良くしていくことができる人を賢い人と言います。

反対に「そんなことない、それはね・・・」などと言い返したり、「うるさい!!」と怒ってしまう人は愚かな人・おばかさんです。

でも、怒られたとき「ちがうもん!!!」と言いたくなりますよね。

どうしても怒ってしまいます・・・

では、どうしたら良いのでしょう。

ひとつの方法を紹介します。

それが、今日の坐禅でやった呼吸です。

ゆっくりと息を吐いて ゆっくり息を吸う。

この坐禅の呼吸をすると、少しは心が落ち着きます。

そうすると、叱ってくれている人の言葉が心の奥まで入ってきます。

そうなれば、もう大丈夫!

後は、叱りながら教えてもらったことをやるだけです。

これで、みんなも賢い人です!!

でも、怒られたときにだけゆっくり息を吐こうとしても なかなかできません。

いつも練習しておくことも大切です。

今日の坐禅体験はその練習です。

練習はお寺でしかできないわけではありません。

どこでもできます。教室でも家でもできます。

これからも、気がついたときに姿勢を良くして、ゆっくり息をしてみてください。

それが賢い人になるための大切な練習です!








このような話をすると、園児達が「はーい!」と大きな声で返事をしてくれたので、話の内容が伝わっと信じています・・・

紙袋と風呂敷とエコバック

先日、稚児行列の説明会に同席させていただきました。



稚児【ちご】とは“小さな子供”を意味する言葉です。


仏教などの行事の際に、清らかな心を持っている子供達が美しくよそおって行列を組み、道を歩くことを稚児行列と言います。そして、清らかな稚児行列の後ろを主役となる方が歩きます。







この稚児の衣装を持っていると言う人はほとんどいません。


ですから、行事の際には貸し出しをするのです。



600稚児衣装準備1




きれいに衣装を並べて、後は保護者が来るのを待つだけです。






600稚児衣装準備2


この時、用意されている稚児衣装の・・・・




600稚児衣装準備3

紙袋を見てある和尚様が




「そっか、今は紙袋を用意するんだね。」



と言ったのです。この和尚様の言いたいことが理解できずにいると



「昔は みんな 風呂敷を持ってきていたんだよ。今の若い人は風呂敷持ってこないもんね。」



と教えてくれました。



私は普段から衣やお土産などを風呂敷に入れて持ち運ぶ習慣がありますが、僧侶以外の同世代の方が風呂敷を使っている場面に出会うことはほとんどありません。



しかし、この和尚様が言いたかったことは風呂敷を使うか使わないかの話しではありません。



借りる衣装を持ち帰るための袋を持ってくるのか、持ってこないかと言うことなのです。





風呂敷なり、紙袋なり、エコバックを自分で用意することは、「思いやりの心」だと私は考えています。


何かを借りるときや買い物をしたとき、相手が袋を用意していただけることは多々あります。


しかし、相手に何かをしてもらうのではなく 今自分にできることは、自分ですることはとても大切です。


その中の1つが“風呂敷やエコバックを持参すること”です。


私達は 何かしてもらうことが当たり前になると 感謝の気持ちを忘れます。



過剰なサービスがあふれる現代は、多くの人達が“何かしてもらうことが当たり前”になっているように感じます。


何かしてもらうことは当たり前のことではないと実感するための第1歩こそが
“自分にできることを精一杯する”ことであり、相手のことを考えて行動をすることではないでしょうか。


親切な看板を発見しました!!


【親切】

相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりをもって人のためにつくすこと。また、そのさま







先日、お世話になっているお寺でのイベントを訪ねたとき、とても親切な看板を見つけました。


トイレの案内です。


詳しいことは書かず、あえて





600親切な看板1


石階段横にあります 探してください





と書いてあります。





会場内でもう一枚見つけました。






600親切な看板2


見た目は違いますが、内容は同じです。




最近は、親切すぎる看板や案内が街中にあふれているように感じます。


さらに、スマートフォンを使えば なんでも知りたい情報を得ることもできます。

そんな時代の流れに対抗したかのような、一見すると不親切な看板に心ひかれました。





看板を作成した御住職に話しを聞いたところ


「こう書いた方が 自分で考えて場所を探そうとするんだよ」


とのこと。あえて不親切にも感じられるような書き方で、見た人の考える力を引き出していたのです。そして、御住職はさらに


「この看板にしてからトイレの場所を聞かれることが減ったんだよ」



とも教えてくれました。




なんでも丁寧に説明することだけが親切なのではなく、相手に考えさせることが親切な時もあることを教えていただきました。





仏教聖典に


愚かな人とは自分に示された他人の親切に感謝できない人である。


との教えがあります。



普段の生活の中にある、この看板のような「本当の親切」に素直に感謝できる人間になりたいと感じます。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、30代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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