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自己紹介やお知らせなど 【固定記事】

【東光寺の行事について】
※コロナウイルスの影響を考慮し、行事等の方法に多くな変更がございます。詳しくはこちらをご覧ください。
 
【仏教豆知識シールの郵送について】
オンライン坐禅会開催にともない、みんなの坐禅会(子供坐禅会)で参加者に配布している坐禅手帳と仏教豆知識シールの郵送を始めました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。


【自己紹介】
氏名:横山友宏 

東光寺 副住職 (静岡市清水区横砂)
袖師保育園事務職員

昭和54年(西暦1979年)誕生。高校まで静岡で過ごし科学にはまって理学部 物理学科卒業。科学の楽しさを伝えたくなり公立中学校勤務(理科担当 時々技術 部活は卓球部顧問)。その後いろいろあって現職です。

※自己紹介はこちらの記事で詳しくさせていただいています


【開催案内】
9月23日 東光寺写経会 再開 詳しくはこちらをご覧ください 

600オンライン坐禅会 ロゴ作成等 誰かと一緒 160ホームページ ブログ ボタン セノバ 朝日カルチャ 正方形


写経会開催報告 【令和2年10月】

先月から写経会を半年ぶりに再開しました!!


600写経会20201023



10年前から毎月欠かさず23日に写経会を開催してきました。

しかし、令和2年3月を最後に、静岡市内でコロナウイルスの感染者が出るなどしたため写経会の開催を見合わせていました。

その後、状況が大きく改善したとは言えませんが、対策をしながら再開したいと考えていました。



そして、様々な状況を総合的に判断し、


・これまでより感覚を広げて椅子に座るように、座る場所を限定する

・写経会終了後のお楽しみであるお茶を中止

・全員が消毒できるように、消毒薬を設置する


などの対策をとりながら、今月(令和2年10月)も写経会を開催することができました。



参加人数はこれまでの半分程ですが、皆様真剣に写経に取り組まれています。

全員がマスクをしたまま写経に取り組み皆様の姿を見て、まだ違和感を覚えてしまいますが、写経会が開催できる喜びの方が勝っています。


来月の11月23日は再開後初めての祝日となりますので、これまで以上にコロナ対策をして実施していきたいと思います。



今後もコロナウイルスの影響や状況の変化によって開催を見合わせる可能性もあります。


中止をする場合はホームページ等でお知らせをさせていただきます。


写経に興味のある方はホームページやブログを確認いただいてからお寺までお越しください。参加をお待ちしています。


※東光寺ホームページはこちらです。
※このブログのトップページはこちらです。

思わず足を止める

600胡蝶蘭20201022



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内に保育園があります。

先日、この保育園の事務室の前に胡蝶蘭が飾られました。

地元企業が赤い羽根共同募金に寄付した胡蝶蘭が、縁あって保育園に届いたのです。


私が胡蝶蘭を運んでいると、驚くほど立派な花に事務室の前を通る保育士さんは思わず足を止めて「わ~、すごい!」と声を出して見とれていました。




臨済宗妙心寺派の本山である妙心寺のホームページに


禅とは心の別名です。
~中略(妙心寺ホームページはこちらです)
禅とは、雀の啼き声を耳にしても障りなく、花の香りの中にあっても妨げにならず一如となれる、そういう自由自在な心のことです。




と表現されています。


一般的には「禅」と聞くと「何事にも動じない」と考える方も多いのではないでしょうか。


私もその1人でした。


「心頭を滅却すれば火もまた涼し」


という言葉も有名で、「坐禅をすれば暑さ寒さを感じなくなる。」と考える方もいます。




しかし、「禅」とは「自由自在な心」と表現されているように「感じない心」ではないのです。





臨済宗円覚寺派の管長であられる横田南嶺老師は著書“人生を照らす禅の言葉”の中で玄沙師備禅師【げんしゃしび ぜんし】という中国唐代の禅僧の逸話を紹介されています。




ある時に、師の雪峰から、諸方を行脚してくるように勧められる。四度も勧められて、ようやく旅に出た。旅に出かけて間もなく、道の石ころにけつまずいて、忽然と大悟した。

~中略~

玄沙は石にけつまずいて開悟した。思わず「痛い」と叫ぶ。それはいのちある確かな証拠である。川のせせらぎを聞くものは何か。

いのちあればこそ聞いている。

そのいのちはどこから来たのか。

計り知れない無限のいのちを今ここにいただいて生きて いる。

その事を実体験すること が禅の修行にほかならぬ。





忙しい仕事の最中でも、ふと美しい花を見たときに思わず足を止めて「きれい」と感じることができる心も「自由自在の心」であり、そのように感じることができる状態に心を調えておくことが大切だと胡蝶蘭と胡蝶蘭を楽しむ皆様に教えていただきました。

オンライン坐禅会での法話【一般向け:仏教聖典 心を清める3 考えを正しくする】

臨済宗青年僧の会ではオンライン坐禅会を実施しています。私も時々ですが坐禅を担当させていただいています。
※オンライン坐禅会のホームページはこちらです。



その際に話した内容を備忘録として記しておこうと考えています。


オンライン坐禅会には一般の方向けの会と子供向けの会があります。


今回は一般向けの坐禅会で話したものを紹介させていただきます。




【一般向け:仏教聖典 心を清める3 考えを正しくする】

お釈迦様の教えをまとめた仏教聖典に「心を清める」という項目があります。
そこには「煩悩から離れる五つの方法」が紹介されています。

今回はその3つ目に書かれている「物を用いるに当たって、 考えを正しくする。」という部分に注目をしていきたいと思います。
※1つ目に書かれている「正しく見る」についてはこちらの記事をご覧ください。

※2つ目に書かれている「欲を抑える」についてはこちらの記事をご覧ください。




600【般若心経】12Tシャツを選ぶこまめ


私の好きな有名スポーツメーカーのロゴ(マーク)が入った上着を持っていました。


何度も使っているうちに、生地は柔らかくなり、どんどん着心地が良くなってきました。


ところが、ある日上着のロゴが洗濯をしたら剥がれてしまいました。


とても悲しい気持ちになりましたが、乾いた上着を着ると、着心地は何も変わっていないことに気がつきました。




仏教聖典には煩悩から離れるために

「着物や食物を用いるのは享楽のためとは考えない。 着物は暑さや寒さを防ぎ羞恥を包むためであり、 食物は道を修めるもととなる身体を養うためにあると考える。 この正しい考えのために、 煩悩は起こることができなくなる。」

とあります。さらに、


「心をととのえて 道を楽しむ思いがあれば、徳はおのずからその身にそなわる。」


とも説いています。

着るものにこだわりを持つことによって、少しでも良いものが欲しい、金銀財宝をちりばめて光り輝きながら生活をしたいと考えてはいけない。心を調えることで、着飾ることよりも大切なことに気がつくことができると説いているのです。


また、同じ章には

「金銀・財宝の飾りも、徳の飾りには及ばない。」



と説いています。


一般的には、有名スポーツメーカーのロゴが付いていれば値段は上がり、付いていなければ値段は下がります。


しかし、ロゴマークが付いていても付いていなくても着心地は変わりません。


衣服は本来、外見上のロゴマークよりも、着心地が大切なはずです。





同様に、私達も金銀財宝をどれだけ所有しているかよりも、調った心が大切です。


そのことを忘れてはいけないとお釈迦様は「考えを正しくする。 着物や食物を用いるのは享楽のためとは考えない。 着物は暑さや寒さを防ぎ羞恥を包むためである。」とお話ししてくださっています。


私も金銀財宝という宝よりも「徳」と言う最高の飾りを手に入れるために精進していきたいと思います。

オンライン坐禅会での法話【一般向け:仏教聖典 心を清める2 欲をおさえる】

600仏教豆知識シール 169-2


臨済宗青年僧の会ではオンライン坐禅会を実施しています。私も時々ですが坐禅を担当させていただいています。
※オンライン坐禅会のホームページはこちらです。


その際に話した内容を備忘録として記しておこうと考えています。


オンライン坐禅会には一般の方向けの会と子供向けの会があります。今回は一般向けの坐禅会で話したものを紹介させていただきます。



【一般向け:仏教聖典 心を清める2 欲をおさえる】



お釈迦様の教えをまとめた仏教聖典に「心を清める」という項目があります。


そこには「煩悩から離れる五つの方法」が紹介されています。


今回はその2つ目に書かれている「欲を抑える」という部分に注目をしていきたいと思います。
※1つ目に書かれている「正しく見る」についてはこちらの記事をご覧ください。


仏教聖典には煩悩から離れるために


「欲をおさえしずめることによって煩悩をしずめる。 明らかな心によって、 眼 ・耳・鼻・舌・身・意の六つに起こる欲をおさえしずめて、煩悩の起こる根元を断ち切る。」




とあります。さらに、


「眼に見るもの、耳に聞く声、鼻にかぐ香り、舌に味わう味、身に触れる感じ、この五つのものをここちよく好ましく感ずることである。多くの人は、その肉体の好ましさに心ひかれて、これにおぼれ、その結果として起こる災いを見ない。」




とも説いています。



欲望のままに行動することで、欲望に溺れて様々なもの貪ることで、大きな災いが起こることを見ようともしていないことは危険なことだと伝えてくれています。


さらに私達が自分の欲望に振り回されてしまう姿を次のように例えています。


蛇とワニと鳥と犬と狐と猿と、その習性を別にする六種の生きものを捕らえて強いなわで縛り、そのなわを結び合わせて放つとする。

 このとき、この六種の生きものは、それぞれの習性に従って、おのおのその住みかに帰ろうとする。このためにお互いに争い、力のまさったものの方へ、引きずられていく。

 またもし、この六種の生きものを、それぞれなわで縛り、それを丈夫な大きな柱に縛りつけておくとする。はじめの間は、生きものたちはそれぞれの住みかに帰ろうとするが、ついには力尽き、その柱のかたわらに疲れて横たわる。

 これと同じように、もし、人がその心を修め、その心を鍛練しておけば、他の五欲に引かれることはない。もし心が制御されているならば、人びとは、現在においても未来においても幸福を得るであろう。




様々な動物を縛り付けておく柱があれば、煩悩から離れることができるのです。


もちろん、その柱はどこか遠くにあるわけではありません。


その柱こそ、私達1人1人の心なのです。


貪ることをやめて、落ち着いた状態の心がこの例え話の「柱」となるのです。


柱は固ければよいと言ものではありません


固すぎれば、ぽきっと折れてしまいます。柔らかく柔軟な柱であれば、引っ張られても折れることなく、引っ張った相手を引き戻してくれます。


そして、この心こそが坐禅をしている最中の皆様の心です!


この心のまま、欲望に振り回されことなく、静かに過ごすことを、これからも考えて実行していきたいと思います。
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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